目もとに特化したケア・メークアップアイテムを展開するアヴァンセ(本社=東京)は、薬用育毛料「ラッシュセラムEX」やマスカラ「ジョリ・エ ジョリ・エ」シリーズが順調に売上げを伸ばし、店舗数も拡大を続けている。
昨年6月に香港市場に進出してから現在までに香港に約40店舗、台湾に30店舗と展開が着々と進む中、今年6月にはシンガポールとマレーシア市場への進出も果たした。特に、日本の渋谷や原宿など若い女性を中心としたファッションが東南アジアでは人気であり、シンガポールではアンテナショップの「ハラジュキュート」が、日本のギャル系ファッショントレンドを発信している。「ハラジュキュート」には今後、東南アジア圏に販路を拡大する狙いがあり、アヴァンセもその動きに同調して展開店舗を広げていく方針だ。
香港やシンガポールなどは、まだメークに対する女性の意識がそこまで高くない。また、アヴァンセのマスカラやアイライナーなどは国内では一般的な1本1500円前後で設定されているが、東南アジアでは中高価格帯にあたる。そのため、美容意識の高い20~30代の女性をコアターゲットに、上質な世界観を打ち出し、うまくブランドイメージを構築してきた。八木奨二社長は、今後もこの方針に変更はないといい、「安売りをせず、アヴァンセの商品を使っていることがステータスとなるように、店舗を選びながら進出を拡大していく」としている。
国内においては、2010年に八木社長が代表に就任以降、取り扱い店舗数を3000店から5000店に伸ばし、展開棚での面取りを強化してきた。これは、積極的に店舗に足を運ぶことで現場の意見を多く拾い、プロモーションや商品の販売施策に活かしたことが大きい。
あと46%
この記事は週刊粧業 掲載
■訪販化粧品~熱波吹き荒れた夏商戦を総括~今夏も記録更新の猛暑、売上げへ影響度合い様々 ■全粧協関東ブロック、CRCフォーラムセミナー開催 ■花王、ヘルスケア・コミッティーを子会社化~健康ソリューションサービスの開発・提供を推進 ■アライドハーツHDとキリン堂、経営統合に向け協議開始 ■プラネット、激甚災害に備えた障害訓練で安全性を担保 ■メロディアン、無菌・無添加のスキンケアで化粧品市場...
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。