小林製薬、新製品の開発力研鑽と育成で「実力ある成長」を目指す

週刊粧業 2018年1月1日号 42ページ

小林製薬、新製品の開発力研鑽と育成で「実力ある成長」を目指す
 小林製薬にとって2017年は、株式会社化して100期を迎えた節目の年でした。製品を買っていただくお客様はもちろんのこと、製品をお取り扱いいただいている各社様のご支援、ご厚情があってこその100期だと理解しております。本当にお世話になり、心より御礼申し上げます。

 2017年は、新製品・既存品ともに伸ばすことができ、売上高も利益も好調に推移いたしました。新製品は春・秋29品を発売し、口・のどの乾燥、いびき音を軽減し安眠へ促す「ナイトミン鼻呼吸テープ」、黒ずんだひじ・ひざのザラザラ治療薬「クロキュア」、皮脂を作る力を回復して肌の乾燥を治す皮脂枯れ肌改善薬「ヒシモア」などがご好評いただいています。

 また、世界124カ国で販売されている、キズあと、ニキビあとなどの肌を保湿するスキンケアオイル「バイオイル」の日本での独占販売契約をユニオンスイス社(本社=南アフリカ共和国)と結び、取り扱いを開始いたしました。

 これからも「『あったらいいな』をカタチにする」というブランドスローガンのもと、お客様のニーズにしっかりとお応えし、より多くのお客様に愛されるユニークな製品の開発に努めていきます。

 2018年は「実力ある成長」をテーマに取り組んでいる2017―2019年の中期経営計画の2年目にあたります。これまで恩恵をうけてきたインバウンド需要の伸びは期待できないという前提に立ち、実力を高めて成長を維持できるように努めます。

 具体的には、私を含めた従業員の一人ひとりが仕事を振り返り、アイデアを出し合いながらPDCAを回して新製品の開発力に磨きをかけ続ける一方で、発売した製品を市場へ定着させる育成の取り組みに注力していきます。

 特に、販売店舗の立地や来店客層などの店舗属性ごとの特徴を分析し、どんな店舗で、どんな売り場で、どんな訴求をして販売すれば売上が最大化するのかの検証に注力していきます。

 また、長期的な視点で持続的な企業価値の向上を意識し、ESGの取り組みを引き続き着実に推し進めていきます。
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