アットコスメクチコミトレンド
2011.12.12
12月1日、アットコスメでは今年で12回目となる2011年ベストコスメ大賞を発表した。
アットコスメのベストコスメ大賞の特徴は、過去一年間を通じて、多くの一般女性たちから寄せられた100万件を超えるクチコミ投稿を集計して決められた『生』のランキングである点。
我々サイト運営者も結果を操作できないのはもちろんのこと、エントリーの対象が最初から限定されていたり、一部のプロフェッショナルの意向が色濃く反映されたものではないため、受賞商品はブランド、価格帯、販売チャネルともに非常に多岐に渡る。
普通であれば絶対に『お隣り同士』には並ばない商品が同等に比較されてラインナップされるのが、クチコミによって形成されたランキングならではだと感じている。
本年度の総合大賞および43からなる各部門賞の受賞商品は下表の通りである。
※詳細は以下のページをご覧ください。→http://www.cosme.net/bestcosme/2011
11年は、回復の兆しが見えない経済環境に加えて3月の大震災による影響も大きく、消費全般において節約、節制志向が高まった一年だという見方が多いが、受賞結果を見ていると単純に節約志向が高まっただけではないのではと思える。
逆に、例年よりもハイエンドブランドの商品が数多くランクインしている傾向もあり、女性たちはより一層シビアな目で、価格/使用感/効果/ヴィジュアル/所有することによる心理的満足度...等、様々な軸で総合的に判断し、自分なりの基準で本当に納得できた物だけを選んでいるのではないかと感じている。
そうした傾向の代表事例と言えるのが、総合大賞に輝いた『ディオール アディクト リップ マキシマイザー』だ。手頃な価格帯の競合も多いリップグロス部門においてこの商品が大賞に輝いたのは、個性的な使用感や効果実感の高さに加えて、所有して日々使うことによる精神的満足感が多くの女性たちを魅了し、他の商品では代えがたい高いロイヤリティを獲得した結果なのではないかと考える。
なお、アットコスメへの海外アクセス、とくにアジア圏からのアクセス数は年々増加傾向にあるため、本年度より英語版と中国語版のページを同時公開してみたところ、掲載直後より予想を大きく上回る閲覧数となっていて、日本の化粧品市場が注目されていることを改めて実感した。今後はより一層、日本国内だけではなく海外も視野に入れて、ひとりでも多くの女性たちに有益な化粧品情報が提供できるWebサービスを展開していきたい。
東京理科大学を卒業後、化粧品原料メーカー研究開発部を経て、化粧品メーカー商品開発部に勤務。在職中に趣味で始めた化粧品のメールマガジンへの反響をもとに、化粧品クチコミサイト「@cosme(アットコスメ)」を立案し、99年12月に@cosmeオープン。2000年より株式会社アイスタイルに正式参画し、同社取締役@cosme主宰兼CCO(最高コミュニティ責任者)として活躍。その後、アイスポットの社長となり、現在に至る。その他、イベントや業界セミナーなどで、消費者動向や化粧品トレンドに関する講演活動を多数行っている。
週刊粧業 顧問(週刊粧業 流通ジャーナル 前会長)
(株)通販総研 化粧品専門コンサルタント
(株)矢野経済研究所主席研究員
(株)矢野経済研究所主席研究員
TPCマーケティングリサーチ(株)マーケティングマネージャー
琉球ボーテ(株) 代表取締役
(株)フォー・レディー代表取締役
(株)ヴィーナスプロジェクト代表取締役社長
美容専門PR・販促支援会社 (株)DSプロモーション 代表取締役
株式会社ビューティブレーン 代表
中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役
中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役
フルブルーム国際商標事務所 所長弁理士
株式会社ES-ROOTS代表取締役社長、一般社団法人エステティックグランプリ元理事長
株式会社トレンドExpress 「中国トレンドExpress」編集長
株式会社アイスタイル 取締役 CQO / コーポレート領域管掌
新日本有限責任監査法人 公認会計士から見た化粧品・トイレタリー業界
新日本有限責任監査法人 シニアマネージャー
新日本有限責任監査法人 シニアマネージャー
(株)船井総合研究所 東京経営支援本部 部長 グループマネージャー
LAFASO JAPAN 代表取締役社長
吉田法務事務所代表、日本薬事法務学会理事長
産業能率大学総合研究所主席研究員
(株)ネオマーケティング ビューティ&ライフチーム マネージャー
(株)ホットリンク ソーシャルメディア事業本部 コンサルティング部
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