最近、韓国の化粧品業界ではビューティフード、つまり美容食品が新たな収益モデルとして脚光を浴びつつある。
健康と美は直結するという理論が一般的に広く知られるようになり、多くの化粧品メーカーが美容・健康食品を市場に導入している。美容食品を高級化・差別化につながる商材として積極的に取り入れており、肌に塗布するだけではなく中からも有効成分を取り入れて肌が本来持つ力を高めるという切り口で、化粧品業界だけでなく健康食品や製薬業界でも新製品を続々導入するようになった。
ビューティフードの代表としての健康機能食品
ビューティフードの代表的な製品として、KFDAが認めている健康機能食品があげられる。ビューティフードに関する広大広告やKFDAの認証を受けていない健康機能食品がインターネットに流れているため、ビューティフードに関する正確な知識や情報を得てから製品を摂取することが望ましいと言われている。
「韓国KFDAが認めている健康機能性食品の機能と成分」とは
1. 腸の健康をサポート→乳酸菌、マンネンタケ、オリゴフルクトース糖
2. 健康なコレステロールの維持→ガンマリノレン酸、レシチン、キトサン/キトオリゴ糖、大豆タンパク、紅
3. 健康な血液の流れをサポート→ガンマリノレン酸、EPA/DHA
4. 健康な血圧維持→イワシペプチド
5. 健康な体脂肪維持→ 共役リノール酸、ガルシニア・カンボジア、 食物繊維
6. 健康な血糖維持→ 難消化性マルトデキストリン
7. 体に有害な活性酸素の除去をサポート→ 緑茶エキス、ベータカロテン
8. 健康な免疫機能維持→人参、紅参
9. 骨と関節健康をサポート→ムコタンパク、グルコサミン、オリゴフルクトース糖
10. 認知能力をサポート→アンジェリカ ギガス
11. 歯の健康をサポート→キシリトール
以前はビューティフードの販売に消極的だった化粧品専門店も、既存の化粧品だけでは今の経営危機を乗り越えられない状況にあることや、他のブランドショップとの差別化ができることから、最近は前向きな取り組みを始めた。
吉田武史
吉田法務事務所代表、日本薬事法務学会理事長
東京理科大学薬学部在学中に行政書士国家試験に合格し、吉田法務事務所を開業。卒業後は薬剤師とのダブルライセンスで薬事許認可業務の代行申請、コンサルタント業をスタート。薬事専門の法務家として、国内外で活動中。今年8月には日本で初の薬事法専門の学会である「一般財団法人日本薬事法務学会」を設立。
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