本当に欲しいモノだけを逃さず購入する。私のまわりのオシャレな女性達は、新しいスタイルで「ショッピングに後悔なし」を実現しています。
仕事でお付き合いのあるPR会社の20代女性A子さんは、化粧品担当でありながらファッションも大好きという、今どきの「おシャP」(オシャレなPR)。
先日も、顧問先のヘアケア新商品のサロンイベント打ち合わせの後「これから勝負ジャケットの試着に行って来ます」と、青山のオフィスから飛び出して行きました。年末に向けて超多忙な彼女が「購入」のためではなく、「試着」のためだけにわざわざ銀座まで出掛けて行くには訳があります。
彼女のショッピングスタイルは、まずシーズンのトレンドをファッション誌でチェック。その中から、自分の好みで、なおかつ、自分のライフスタイルに必要なものだけを月ごとの購入リストとしてピックアップします。そこで、去年までのワードローブとコーディネートできるかどうかも事前にシュミレーション。
もし、コーディネートが難しかった場合は、新しく一点投入する価値があるかどうかを予算に合わせて熟考します。ここまでのプロセスで無駄な買物のリスクはかなり回避できるはず。その上で、究極の一着を「試着」に行くのですから、問題がなければ「買えば」と思いますが、実はそこからが最も大切。
今度は自分の好みや持っている服をよく知っている友人に会って「プレゼンに勝てるジャケット見つけたんだけど、どう思う?」と、試着したお気に入りの服が出ているサイトを一緒に確認し、「似合うと思うし、いいんじゃない」という答えが返ってきて初めて「購入」を決断するといいます。試着しておくのは、「いいね」が返ってきたら、Webで即購入するための準備だったという訳です。
中村浩子
(株)ヴィーナスプロジェクト代表取締役社長
「JJ」「VERY」等ファッション誌の編集・企画を手がけ、黒田知永子や三浦りさ子等、その時代を代表するタレントをプロデュースし、トレンドを生み出してきた。 現在まで読者モデルを1万人以上発掘しており、現在は女性消費者を取材し続けてきたノウハウを活かし、ファッション・アクセサリー・ビューティに関わる商品開発やイベントを企画、ブランドプロデュース、コンサルティングまで幅広く行っている。
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