第25回 ロゴマークが雄弁に語るブランドの性格

【週刊粧業2017年9月18日号5面にて掲載】

 「人は見た目が9割」なんていう本が話題になったことがありました。たしかに、スーツをカッチリ着こなしていれば真面目で仕事がデキる印象を与えることができるでしょうし、逆に着崩していたりダボダボだったりすると性格についてもルーズという印象を与えるかもしれません。

 こうした見た目・外観の重要性は、私の専門である商品デザインや商標の分野についても同じことが言えます。

 商品デザインの方はわかりやすいですよね。女子高生が主要ターゲットなのであればキュートなデザインが良いとか、ナチュラル・オーガニックな商品であればできるだけシンプルに、透明感のあるデザインが良いといったように、自ずと商品の性格・ターゲットなどを踏まえてデザインがなされていると思われますし、実際にそれを受け取る側の消費者も少なからずそこからブランドの性格を読み取っています。

 このことはロゴマークについても同様です。昔ながらのちょっと堅めのロゴマークを採用していたブランドが、時代の変化に対応するといった名目で現代風の柔らかなロゴマークに変更するといった事例はよく見ます。

 近年は技術的・品質的なところでの差はつきにくくなっており、新商品を作ってもすぐに競合に類似商品を出されてしまいますから、このようなブランド面で差別化を図ることが極めて重要になってきています。

 そのような背景を踏まえ、私の事務所では信頼できるプロデザイナーと協力してロゴデザインと商標登録のセットサービスを提供しています。

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髙橋 伸也

フルブルーム国際商標事務所 所長弁理士

早稲田大学政治経済学部卒業。日本でも数少ない商標専門事務所を経営。化粧品・日用品業界をはじめとした中小・ベンチャー企業の商標出願支援と外国・国際商標出願支援を得意としている。商標・ブランディングの専門家として数々のメディアに寄稿している。

http://www.fullbloom-tm.jp/

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