連載コラム

激変するコスメマーケット

2019.12.02

第41回 化粧品無用論について反論したい!

執筆者:鯉渕登志子 (株)フォー・レディー代表取締役

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【週刊粧業2018年8月20日号4面にて掲載】

 もともと私は広告制作業務側の人間だが、最近は化粧品開発もお手伝いしているので、ついついモノづくりの視点で企業を見ることが多くなっている。そんな中で、ある化粧品会社の開発担当の方とお話していた時に、「究極のところ化粧品無用論に行き着いてしまうかも?」という話題になってしまった。

 論点はこんなところだ。「私たち人間は生まれたばかりの赤ちゃんの時の肌は、しっとりプルプルして、シミも無く美しい。その後、社会に出て紫外線を浴びたり、汚れた空気にさらされたり、いろいろなことがあって、各種のシミや吹き出物、キズなどができる。大人の女性になれば、化粧品を使用して補えるものもあるが、同時に防腐剤などにも接触し、それでまた肌トラブル等に巻き込まれる。それならいっそ何もしないほうがキレイなままでいられるのではないか、その証拠に、わきの下やおなかの皮膚は、いつまでも美しいではないか?ならば、化粧品は無用なのかも知れない……」という訳だ。

 なるほど、昔のイスラム諸国の女性たちのようにニカーブを完璧に着用し、外出を控え、紫外線どころか空気や温度もコントロールされた室内でのみ生活できる環境ならば、それも可能かも知れない。

 しかし、現実的にはそのような生活を送ることはできない。とすれば、化粧品を使って皮膚の汚れを落とし、適切なケアをし、肌に良くないものを極力排除して、良いものだけを取り入れればよいので、それが今日の化粧品開発の歴史なのではないだろうか。では、高い化粧品をたくさん使用している人や、お手入れに手間隙を惜しまない人の肌が全員一様にきれいかというと、そうでもないように感じるのは、私だけではないと思う。

 人はどんなに丁寧にお手入れしていても、1人ひとり体調や環境は異なるので、肌トラブルに見舞われる人も多い。その原因は化粧品だけでなく、睡眠や食事、適度な運動、体内の健康、気分やストレスなどもすべてが関係してくる。美容は、総合的な健康管理だと思う。

 その1つの役割として化粧品は存在するべきだと考える訳だが、ではどんなものが良いのかということになると、開発者の考え方で大きく変化してくる。何しろ美容は総合的なケアだから、どんな生活をしている女性の、どんな肌をケアするためのものなのか、しかもどんな方法で解決してあげるのか?ということが明確にならないと回答は出てこない。

 そのため各ブランドの『コンセプト』が重要になってくる。対処ケアとしてすぐに肌悩みを解決するものなのか、心地よい使用感を演出することでストレスから開放させたいのか、もっと長い視点で生活アドバイスまで視野に入れた商品なのか、開発者の考え方が大きく反映されてくる。その結果、変化に富んだバラエティー豊かなものが生まれ、美容の可能性を広げることにもなっていると思う。

 私の場合は、女性たちの生き方にフォーカスしたコンセプトを盛り込みたいと考えている。どんな人生を送りたいのか、人生の最後まで若々しく、華やかにいきいきとしていたいのか、そのイメージによって、美容の方法も大きく変わってくる。

 結局のところ、化粧品は女性たちの「素敵な生き方をサポート」することに関わってくるので、「無用論」を主張するのは難しいのではないかと思う。

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プロフィール

執筆者:鯉渕登志子 (株)フォー・レディー代表取締役

1982年㈱フォー・レディーを設立。大手メーカーの業態開発や通販MD企画のほか販促物制作などを手がける。これまでかかわった企業は50社余。女性ターゲットに徹する強いポリシーで、コンセプトづくりから具体的なクリエイティブ作業を行っている。特に通販ではブランディングをあわせて表現する手腕に定評がある。日本通信販売協会など講演実績多数。

http://www.forlady.co.jp/

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