容器の宮本、PET容器が売上牽引、洗練されたメーク容器も導入

週刊粧業 2008年2月18日号 7ページ

カンタンに言うと

容器の宮本、PET容器が売上牽引、洗練されたメーク容器も導入

 業務用の化粧品、医薬品・サプリメントのボトル・容器を製造・販売する宮本(日本製容器韓国製容器)は、昨年6月に出展した「化粧品産業技術展」において、韓国メーカーとタイアップして導入したKシリーズと、PET容器の新型などを提案し、大きな反響を得た。

 Kシリーズはスタイリッシュでユニークなデザインが多く、海外の有力メーカーにも採用された。同社が日本での販売を一手に担い、すでに国内メーカーからオファーが寄せられている。

 PETの新作はガラス容器で人気が高いデザインを取り入れた。PET容器は年々取扱いが伸びている分野だ。

 「通販メーカーが増えていることもあり、輸送コストが小さく、ガラスより割れにくいPET容器の人気が高まっている。また、当社はこれまでメークアップ容器の扱いが少なかったが、今回の韓国メーカーとのタイアップで種類を増やした。今後はPET容器やメーク容器を強化していく」(宮本浩樹常務)

 PET容器の出荷が増えたこともあり、化粧品容器の売上げは前年比10%増と好調に推移し、1回のオーダー個数も着実に増えている。

 その一方でガラス容器も根強い人気だ。重厚感と高級感があり、耐薬性に最も優れた素材として売上げは安定している。

 即日納品などの迅速な対応は下請け工場の協力抜きでは成立しない。コーディネーターとして、工場の技術力を駆使した容器にデザイン性を持たせることで、飛躍的な進化を遂げてきた。同時に本社内にクリーンルームを設置し、清潔な環境で加工や検査などを行う環境も整え、品質向上に努めている。

 「2008年11月期は化粧品容器で10~20%の売上増を目指す。当社の容器で女性が喜んで化粧品を使ってもらえれば、これほど嬉しいことはない。これからも中身にふさわしい、洗練された容器をつくっていきたい」(宮本氏)

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