容器の宮本、差別化商品の開発を推進し『売れる容器』の提案目指す

週刊粧業 2009年2月16日号 8ページ

カンタンに言うと

容器の宮本、差別化商品の開発を推進し『売れる容器』の提案目指す

 業務用の化粧品、医薬品・サプリメントのボトル・容器を製造・販売する宮本(日本製容器韓国製容器)では、韓国メーカーのメークアップ容器の取り扱いを順調に伸ばしている。黒やシルバーなどを基調とするスタイリッシュなテイストと、斬新なデザインが高い支持を受けている。

 昨年は新シリーズを多数導入した。中でも好評なのが、インジェクションブロウによるPET製クリーム容器だ。本体の肩部がストレートになっているのでひっかかりがなく、内容物がとりやすい。中蓋にスパチュラが内蔵できるのも魅力だ。丸形ストレートタイプも導入予定で、新シリーズは3月4~6日に横浜で開催される「第4回化粧品産業技術展」で大きく紹介する。

 「最近は、PET容器のニーズが高まっている。ガラスより軽くて割れにくいため、(商品を発送する機会の多い)通販メーカーの利用が目立つ。ガラス容器の取り扱いは減少傾向にある」(宮本浩樹常務) 

 メタリックカラーの「チューブ」シリーズも新導入した。これまで、シルバーやゴールドのチューブはマット系が中心だったが、チューブメーカーとの提携によりアルミ地のような光沢感をもたせるのに成功した。

 「このような差別化商品を開発することでビジネスにつなげている。取引先の化粧品が売れるような容器を提案していかなければならない」(宮本氏)

 2008年11月期の売上げは前年比5%増を確保した。化粧品容器の売上げが全体の9割を占め、化粧品容器の8割がスキンケア容器だ。丸形のストレートタイプの取り扱いや、耐薬性の強いPP素材のジャー容器の取り扱いが増えている。今期はプラスチック容器を強化するとともに、製品の検品項目を増やし、さらなる品質の向上をはかっていく。

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