エトワール海渡は、「母の日にバラを贈ろう―Rose for Mom」展(4月1日~5月13日)と「東京モノづくりフェア」展(4月1日~18日)をファッション館9階で同時開催した。
「母の日にバラを贈ろう」展では、母の日の贈物としてバラを新たな切り口に小売店に提案する。「エトワール海渡といえばバラ」と称されるほど、同社は圧倒的な数のバラモチーフ商材を扱っており、会場には「パンセ ア ラ ローズ」や高級紅茶ブランドの「ブルーメンハイム」を始めとした約800品番の商材が集められた。
商材は「インテリア」「ファッション」「キッチン&ダイニング」「バス&リラクゼーション」の4カテゴリーに分けて展開し、各シーンの売場づくりの参考になるような棚提案を行っており、「什器ごと欲しい」とスタッフに話す顧客もいるという。
バラを切り口にした提案は、母の日を過ぎるとカーネーショングッズが店頭で売れ残ってしまうという小売店の声がきっかけだった。母の日のイメージが強いカーネーションは、通年展開に不向きな面があり、母の日以降の再提案が難しい商材でもあった。
その一方、バラは同社によると女性が贈られて最も嬉しい花であり、実際に贈物でバラの花を選ぶ人も多いという。また、母の日がある5月はバラの花が咲き誇る時期でもある。
「東京モノづくりフェア」では、5月22日に東京スカイツリーが開業するにあたり東京に大きな注目が集まるとして、「メイド・イン・トウキョウ」の製品に焦点を当てた。「伝統」「レトロ」「新感覚」をテーマに、大黒屋の「江戸木箸」や田島硝子の「黒切子」、松山油脂の「Mマークシリーズ」など伝統やこだわりある製品のほか、北星鉛筆の「大人の鉛筆」のような新感覚の雑貨、東京スカイツリー開業に関連したスカイツリー土産品など、新旧の職人技が光る製品を集め、東京のモノづくりの奥深さを、展示会を通じて紹介した。
会場では、両展示会とも小売店の販促用にPOPを配布。「東京モノづくりフェア」は、「菊池の靴×娘への愛」など話材を付けて、接客時の小話になるような店頭POPを作成し、世界観ごと持ち帰ることができるようにした。
「別々のフロアや館にあると、自分の商売カテゴリー以外は見て回らないことが多い。こうして展示会で同じ場所に集約しストーリーも付与して提案すると、今まで何気なく見ていた商品でもその魅力に気づいたり、新たなアイデアが生まれるきっかけにもなる。今後も小売店様の売上アップに繋がる提案を、店頭展開含めて紹介していく」(岡本泉営業部営業企画課係長)
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この記事は粧業日報 掲載
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