マーケティングリサーチ会社の総合企画センター大阪(本社=大阪市西区、川原喜治社長)は、拡大している「東南アジアの化粧品市場」(調査期間:2012年4月~8月)を調査・分析し、その結果を発表した。
2011年度の東南アジアの調査対象国5カ国(タイ、インドネシア、ベトナム、マレーシア、ミャンマー)における化粧品市場は、前年比5.8%増の5864億円となった。2012年度は、7.5%増の6308億円に拡大する見込みだ。
国別では、タイが3109億円(前年度比2.6%増)、インドネシアが1709億円(10.1%増)、マレーシアが572億円(12.6%増)、ベトナムが306億円(2.0%増)、ミャンマーが169億円(12.1%増)であった。
市場が拡大している要因としては、経済発展により所得が増加していることや潜在需要が大きい低所得者層向けのBOPビジネスが活発化していることがあげられる。また、若年人口が非常に多く、中長期で消費市場の成長が期待できるほか、商業施設の近代化が進行し、消費者の利便性が向上するなどの市場背景もみられる。このため、今後も市場は拡大する見通しである。
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この記事は粧業日報 掲載
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