アイ・ティー・オー、ミネラルクレイパウダーなど高機能な化粧品原料を多数紹介

カンタンに言うと

アイ・ティー・オー、ミネラルクレイパウダーなど高機能な化粧品原料を多数紹介

 アイ・ティー・オーでは化粧品開発展において前回紹介した「ミネラルクレイパウダー」「ナノスフィア」「桑白皮エキス」「まつ毛用育毛美容液(桑白皮エキス配合)」「バンジロウ葉エキス」「バイオセルロースマスクシート」、健康食品として実績がある「アグリマックス」「イムバランス」に加え、新たにケルセチン組成物「ケルセア」、新規ビタミンC誘導体「アラントインVC」、植物由来(オリーブ)の「スクワラン」を展示する。

 11色が揃うカラフルな「ミネラルクレイパウダー」は、ワイングラスに盛りつけてタワーのように積み重ね、下からライトをあて、ツーオープンタイプのブースの中央に展示して来場者のアイキャッチをねらう。さらに、柱にそのポスターも掲示する。

 天然由来ながらイエロー、レッド、ホワイト、グリーンなど9~11色が揃い、粒径も3サイズから選べる。

 「すでにファンデーションに採用され、OEMも手掛けた。色づけに使用しても天然由来なので退色しない。エコサート認証を受けているものもあり、オーガニックカラーパウダーとしても注目されている」(同社)

 成分中に含まれるモンモリロナイトの効果で、高い保水性を発揮する。シャンプー類に配合すると保湿性が高まることから、新たな処方提案も進めていく。

 インクリース研究所が開発した「ケルセア」はタマネギの外皮から抽出したもので、ケルセチン、ケルセチン配糖体、プロトカテク酸が高濃度で含まれている。

 SPF3~5の紫外線防止効果があり、サンケア製品においてブースターの役割を果たすとともに、酸化チタンの配合量を抑えることができるため、肌にのせた時に白浮きしにくくなる。

 抗酸化、抗炎症、抗菌作用も発揮し、製品においてアクネケアやアンチエイジングなど様々な効果が訴求できる。安定性に優れ、取扱いのしやすさも魅力だ。

 「ケルセチンの配合量はタマネギが圧倒的に多い。形状は粉末、色は褐色で、タマネギ臭はしない。すでにサプリメント原料としても認知されているので、化粧品業界でも手応えを感じている」(同社)

 抗酸化や紫外線ケアを持つローションや、敏感肌用の石けん、抗菌効果を活用した消臭スプレーなど、化粧品やハウスホールド製品への様々な処方を提案していく。

 「アラントインVC」はアラントインとビタミンCを結合させたビタミンC誘導体だ。アラントインはグリチルリチン酸に匹敵するメジャーな成分である。抗炎症効果があり、収れん作用やニキビケア効果などが期待できるという。

【週刊粧業】2013年6月24日号

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