花王、新しい価値提案によりオーラルケア事業の成長を加速

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花王、新しい価値提案によりオーラルケア事業の成長を加速

 花王では、ライフステージによってオーラルケアに対する悩みがそれぞれで異なっている状況に着目し、その悩みに合わせた3種の基幹ブランドを展開している。

 現在のオーラルケア市場は、高機能・高価格帯製品が成長を牽引しており、使用者の年齢を見ると歯周ケアに関心が高い中高年代層が多い。

 それに対し同社は、30~50代の多くが悩みを抱えている口腔内のネバ付きをケアし、清浄で健康な口内環境に整える「ピュオーラ」から9月28日、新たに「歯みがきシート」を発売し、同時に洗口液の改良とブランドリニューアルを実施した。

 「歯みがきシート」は、細菌の集合体を分散させやすくする清浄剤襟スリトールを配合したウェットシートで口内を拭き取って、気になるネバつきや汚れが手軽にケアできるという。

 これまで「外回りのため歯磨きができなかった」など、特に昼間において歯磨きをしたくてもできない状況にあった生活者に対し、同製品を提供することで、いつ、どこでも口内全体のケアができるようにした。 

 ブランドリニューアルにあたり、今秋よりイメージキャラクターに田中麗奈を起用し、TVCMやホームページなどでターゲット層に口内全体のケアの大切さを訴求していく。

 10月19日には歯ぐきためのケアブランド「ディープクリーン」から「指で使うハブラシセット」を発売した。ブランドの主要ターゲット層となる50代以上の生活者は、もともとケア意識が高く、指で歯ぐきをマッサージしていたという。

 そこで、指で使うハブラシとハミガキをセットにした専用品を提供して歯槽膿漏や歯肉炎を予防し、歯ぐきの健康維持を図る。

 「当社では、年齢ごとにブランドを分けることで歯科医目線ではなく、生活者視点でオーラルケアを推進する。今回、歯みがきシートや歯ぐき専用マッサージといった新しい価値を提案することで、市場のさらなる拡大につなげたい」(同社)

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