ケイズ、代名詞「容器コンシェルジュ」に磨きを

週刊粧業 2014年3月3日号 8ページ

カンタンに言うと

ケイズ、代名詞「容器コンシェルジュ」に磨きを

 2011年に別々の法人格で展開していた容器とOEMの事業を経営統合したケイズ(本社=金沢市)が、ここへ来て両事業の融和が効果を生み始めて顧客の評価が高まり、代名詞「容器コンシェルジュ」に磨きをかけている。

 2014年は顧客企業の訪問機会を意図的に増やしているという角嶋一幸社長によると、前線から聞こえる声は「容器と中身の提案が一体化したことで利便性が向上したといい、企画担当さんは『創造力が広くなった』また『容器と中身の2つの視点でアイデア提供を受けられることはありがたい』といってくれる」というもので、当初の目論見よりも時間を要す中で経営統合の甲斐があったと説明している。

 ただ、角嶋社長は容器事業とOEM展開の一本化が相乗的効果を発揮するまでに、「ここまで時間がかかる見通しではなかった」と苦笑いを見せた。

 そうした全体気運の中で、同社の基幹である容器事業は大動脈と呼べる動きを見せている。

 今期に見る容器製品の動きにトピックを探すと、ここ数カ年で需要が高まったエアレス容器が変わらずの出荷量を堅持する中で「高級化したラインの引き合いが増し、重厚感やデザイン性が際立った容器をご採用いただく例が多くなっている」(東京営業所 番匠郁子担当)という。

 商品の訴求キーワードとして「高機能」や「高配合」が幅を利かせる中、同社は、それに相応しい容器の登用機会が増えていると分析している。

 これらは末端の販売価格が1万円を超えるものがほとんどで、発注しているメーカーは通販や訪販会社など「お客様を抱えた元気な本舗さん」(同)であるケースが多い。

 また、今期は例年に比べチューブの出荷量が急増している。これは2013年5月に開催したCITE Japanでの提案が結実したもので、番匠氏は「同展を境に引き合いが一気に拡大した」と驚きの顔で語った。

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