バスクリン、発売20年の育毛トニックブランド「インセント」を強化

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バスクリン、発売20年の育毛トニックブランド「インセント」を強化

 バスクリンは、ツムラ時代から続けている生薬の研究成果を活かして育毛関連商品を開発してきたが、1994年の発売から20年を迎えた「インセント薬用育毛トニック」ブランドから、「ヘアチャージャー」(医薬部外品、150g)と「ヘッドリフレッシャー」(同、180g)を2月24日に発売し、市場の活性化を図っている。併せて既存のレギュラー2種4品目(同、各180g・特大250g)もリニューアルした。

 「ヘアチャージャー」は、ショウキョウ、センブリ、ニンジンの生薬有効成分を高濃度で配合し、直接頭皮に塗布できるソフトタッチノズルを採用。毛包細胞に働きかけ、毛根を活性させて発毛を促進する。抜け毛など髪の悩みを抱えつつ、高額な育毛剤の継続が難しい層に対し、気軽に取り入れられる有効成分高濃度タイプの育毛トニックとして使用を促し、脱毛の予防を呼びかける。

 「ヘッドリフレッシャー」は、上記の生薬有効成分に加え、天然フレッシュアロマと殺菌成分(シメン―5―オール)を配合し、爽快感が長時間持続する設計に仕上げた。べたつかず、さらっとした使い心地で、地肌を健康にして抜け毛を防ぐ。ピンクの容器を採用し、女性も手にとりやすいデザインに仕上げている。
 同社はインセントとは別に、女性向けシリーズとして「モウガLモルティ」(医薬部外品、全3品)を提案しているが、「インセントを使っている女性が予想以上に多かった」ことを開発のきっかけに展開してきた経緯がある。

 実際に、育毛トニックの女性ユーザーを対象にした調査では、約3割が「男性用を使っている/使った経験がある」と答え、その理由について聞いてみると「清涼感・爽快感」が大半を占めた。

 その結果から「髪や頭皮の悩みが深い育毛剤ユーザーに対し、育毛トニックユーザーは比較的ライトな悩みであり、マッサージ的な効果や使った後の気持ちよさが効果実感にもつながっている」と分析。さらに、「(男性に比べ)女性は、生薬やアロマに対してポジティブなイメージを持っている」ことから、ヘッドリフレッシャーを「女性のニーズにも応えられる、ユニセックスで使える商品」と位置づけ、新規ユーザーのさらなる拡大を図っていく。

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