近代化学、処方開発から製品化まで研究者が全て一貫で対応

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カンタンに言うと

近代化学、処方開発から製品化まで研究者が全て一貫で対応

 「ヘアケア専門OEM」を掲げる近代化学は、美容師が求めるヘアケア製品づくりを長年にわたって行い、今年で創業60周年の節目を迎える。要求レベルの高いプロ用で培った技術を活かし、ヘアケア製品全般の研究開発に取り組む研究開発部部長補佐の津村光孝氏に話を伺った。

 ――日々の研究開発でどのようなことにやり甲斐を感じていますか。

 津村 現在は、主にカラーリング剤の処方開発を担当している。開発では営業と同行してお客様の声を直接聞く機会もあり、処方の再検討を行いながら最終的にお客様が求めるものに近づけていくことに注力している。

 当社では各製造工程で部署をセグメントしていないため、研究員が処方開発から製品化まで一連の流れに携わることができる。全てを一括で行うのは大変だが、研究者として大きなやり甲斐を感じている。

 ――今後の研究目標についてお聞かせください。

 津村 当社では今期から、新たに研究員が自由に好きな課題に対して研究を行う「自由研究の日」を2週間に1日設けている。

 ここでは新しい原料を積極的に取り入れるなど、特に処方の幅を広げる取り組みを推進しており、今後もこの活動を積極的に行っていく。

 このほか、研究開発では「見た目の若々しさ」をテーマに、シニア世代をターゲットとした育毛剤や白髪染めなどのバリエーションをさらに増やすことに注力していきたいと考えている。

 そして、自然派化粧品への需要も高まっていることから、引き続きオーガニック原料の独自開発に取り組み、オーガニック認証を取得したヘアケア製品づくりを進めていきたい。

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