ライオン濱社長、マスコミ各社を前に2015年の事業方針語る

週刊粧業 2015年2月9日号 3ページ

カンタンに言うと

ライオン濱社長、マスコミ各社を前に2015年の事業方針語る
 ライオンは1月21日、都内で「2015年 オールマスコミライオン会」を開催し、約1000名のマスコミ関係者が詰めかけた。冒頭の挨拶で濱逸夫社長は、昨年4月に実施された消費増税を境に価値あるモノには出費をする「選択型消費」の傾向が強まっているとの認識を示し、「選択型消費をしっかりと取り込める高付加価値商品をつくり出し、強い消費マインドを創造することに注力していく」と語った。(以下は、濱社長の発言要旨)

消費マインドを安定化し景気回復、
次期消費増税への準備につなげる

 昨年のマスコミライオン会では、成熟社会においては、精神的な共感によって感動をつくり出すような「感動のマーケティング」が求められていると語り、それに挑戦したが、大変多くのお客様から賞賛の声を獲得することができた。そして2015年は、「強い消費マインドの創造」に取り組んでいく。

 直近のマーケットの動きを一言で表すと「選択型消費の進行」という言葉に集約され、価値あるモノに出費をする選択型消費の傾向がより強まっている。実際、ハミガキ市場の月別売上推移をみると、高価格帯は6月から、中~高価格帯は8月から前年をクリアし、その後も順調に伸長しているものの、低価格帯は12月になっても前年水準に届いていない。このように消費増税を契機に消費の二極化がより鮮明になり、当社が参入している主要カテゴリーにおいても高付加価値商品が市場を牽引している。

 2015年は、この選択型消費をしっかりと取り込める高付加価値商品をつくり出し、強い消費マインドを創造することに、昨年以上に注力していきたい。近年における経済動向は、複雑かつスピードアップし、予測が非常に難しいが、この取り組みによって消費マインドを安定化させ、内需の拡大による国内景気の回復、2017年4月に延期された次期消費増税への準備につなげたい。

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