製品力のさらなる向上で
メーク直ししない方向へ
日中の行動には、化粧直し、昼食後の歯磨き等があるが、メーク直しを「しない」との回答が70.6%と前回調査より9.4Pも増え、日中のメーク直しの機会が一段と減っていることが今回の調査でわかった。
その理由は製品力のさらなる向上によるところが大きいとみられ、ロングラスティングを謳うメークアップアイテムが各社より投入されたことで、メーク直しをしない傾向が強まったと考えてよさそうだ。
昼食後の歯磨きについては、「しない」が59.2%で前回を4.1P上回った。生活者のオーラルケア意識が高まる中、やや意外な結果だが、女性の就業率上昇が生み出した結果と捉えれば、この変化に着目した製品を開発できれば市場拡大のチャンスも広がってくるという見方もできる。
1日の疲れを癒す夜の入浴時におけるヘルス&ビューティケア商品の使用実態を調べたところ、3年前に比べ全般的に使用率が悪化した。軒並み数値が低下していることを考えると、入浴自体を控える傾向が強まっているのかもしれない。女性の就業率が上昇したことによる変化ともいえ、入浴せずとも癒し・清潔を与えられるようなアイテムが登場すれば、一大ブームを巻き起こす可能性は十分あるのではないか。
夏の特大号第2集では、朝・昼・夜の所要時間の推移を調べたが、昼の歯磨きの所要時間については前回とほぼ変化がなく、朝の歯磨き・スキンケア・メーク・ヘアスタイリングの所要時間が約2分増えた一方、夜の入浴・歯磨きの所要時間は約1分減少している。
【消費者アンケート調査】起床後(朝)の使用実態(2015年)
この記事は週刊粧業 2015年7月6日号 1ページ 掲載
■特集・アンケート調査~消費者(20~30代女性412名)が求める化粧品・日用品2015 時間を短縮するアイテム揃う「朝」に時間割く傾向強まる 限られたお金や時間の中で、レベルを落とさずにきちんと手入れをする--。美と健康については、そんな現代女性のライフスタイルが浮かび上がってくる。20代~30代女性412名に行った今回のアンケート調査では、...
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