宮本、スリムタイプのエアレス容器「T31」を本格導入

週刊粧業 2015年10月26日号 39ページ

カンタンに言うと

宮本、スリムタイプのエアレス容器「T31」を本格導入

 宮本では、「TOLY KOREA」社のクッションファンデーション用容器「T32」に続き、スリムタイプのエアレス容器「T31」(写真)の本格的導入を開始した。2パーツでコストを抑えながら、高級感のある加飾もできる仕様とした。

 シングルパーツのキャップでコストを下げたMSFシリーズ(30 mL、50 mL)は、日やけ止めや乳液、リキッドファンデーションにおすすめだ。

 また、「CITE Japan2015」で試作品展示をした多層型チューブを来年1月に導入する。中栓とチューブを一体化してコストを抑えたもので、すでに受注も来ている。

 「TOLY KOREA社の容器では、高級感を出したポンプ容器や中栓タイプも提案する。エアレスでは対応しにくい商品や、高級感を出したいお客様におすすめしていきたい」(宮本浩樹社長)

 キャビティを増やして成形しやすくしたり、仕入れを一本化したりすることでコストダウンをはかったシングルのヘアワックス用ジャー容器「M―100」も好評だ。

 「『CITE Japan2015』は既存のお客様からの受注につながり、エアレス容器やクッションファンデーション容器など、様々な提案ができた。今期は前年比10%増を見込む。お客様と一緒に商品企画を進められるよう、適正価格でひねりの効いた容器の開発を進める」(宮本氏)

 また、大人世代向けの化粧品容器に着目し、スムーズな開閉など使い勝手のよさを訴求しながらも高級感を打ち出した容器も提案していく。


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