サロン用化粧品市場規模、2014年は1621億円、2015年度は1640億円に|総合企画センター大阪

粧業日報 2016年4月20日号 1ページ

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サロン用化粧品市場規模、2014年は1621億円、2015年度は1640億円に|総合企画センター大阪
 総合企画センター大阪は、2015年11月~2016年3月にかけて、理美容室向けに化粧品を展開するメーカーを対象に、サロン用化粧品について市場調査を実施し、その結果を発表した。

 2014年度のサロン用化粧品市場は、前年度比1.8%増の1621億円となった。要因としては、美容室の増加や重点サロンへのサポート体制の強化などが挙げられる。また、ヘッドスパやオーガニックなど高付加価値を謳った商品やサービスの増加も市場拡大に寄与している。

 このうち、重点サロンへのサポート体制の強化については、基本的な施術技術や専門知識の習得だけでなく、接客スキルやデザイン力の向上、サロン運営に関するノウハウなど、多角的なサポート体制を構築している。

 ミルボンの「オージュアサロン」やコタの「旬報店」、日華化学の「ノミネートサロン」などは、サポート体制を強化することでブランド力を保持し、美容室の他店舗との差別化や利用客のロイヤル化につなげている。

 高付加価値製品の導入については、比較的生産性が低いアシスタントを有効活用できる点からヘッドスパブランドを導入するサロンが増加している。日本ロレアルの「ケラスターゼ」やミルボンの「ディーセス」、日華化学の「イーラル」などは、美容室におけるヘッドスパサービスの利用を目的とした製品の投入を進めている。

 また、消費者のオーガニック志向の高まりを受けて、ミルボンの「ヴィラロドラ」やヘンケルジャパンの「エッセンシティ」、ナプラの「ナシード」などのオーガニックブランドも伸長している。

 2015年度は、前年度比1.1%増の1640億円に拡大する見通しだ。

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