クレディ・スイス証券 森氏に聞く、2016年下期の化粧品業界展望

週刊粧業 2016年6月27日号 9ページ

カンタンに言うと

クレディ・スイス証券 森氏に聞く、2016年下期の化粧品業界展望
【インバウンド】対象品目に広がり
潜在需要の掘り起こしも

 上場各社の海外事業は、最も重要なエリアとされる中国市場において明暗が分かれる一年となった。先行的にオフラインチャネルで中国市場を開拓してきた日系企業は、そのアセット(資産)がECの急成長によって機能しづらく、成長戦略を変えなければならない状況になってきたからだ。

 2015年の化粧品・日用品業界を「インバウンド元年」と位置づけて市況を眺めてきたが、やはり最も重要なテーマとなった。中国人旅行者を中心に、特に「ベビー用」「ビューティケア」「ヘルスケア」の3つのカテゴリー商品が好調に推移した。

 ブランドメーカー、リテイラーも昨年はその対応に追われた一年だったが、今年に入ってからは「進化の2年目」のような姿勢が各社の取り組みから感じとれる。

 ブランドメーカーは、国内のWebサイトで中国語など多言語対応を進めるなどの動きが活発になり、リテイラーは店頭POPなどの工夫に慣れてきた印象がある。

 そうした取り組みは、今年の旧正月(2月)以降より顕著になってきた新しいインバウンド需要への対応にもつながっている。

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