グラセル、開発力と提案力で業界トレンド生む、カタログ新版はビジュアルでも創意

週刊粧業 2017年1月23日号 4ページ

カンタンに言うと

グラセル、開発力と提案力で業界トレンド生む、カタログ新版はビジュアルでも創意


顧客フォロー体制がさらに強化
グローバルパートナー獲得へ意欲

 展示会後のフォローアップ体制も盤石だ。

 同社は、2014年5月の大阪本社の拡大移転を皮切りに、各支店・営業所で、人員増加に伴い、オフィスを移転・拡張してきた。

 昨年12月には、新規顧客の獲得率が高まっている東京支店を約1.5倍に拡張・移転し、商談にも活用しやすい「ショールーム」を約3倍のスペースに拡げた。さらに40名体制へと増員し、顧客の要望に対してキメ細やかな対応を推進していく。

 また、付加価値を訴求したサービスでは、デザインの無償提供とともに、3Dプリンタを用いた「モック(モデル)」制作が好評を得ている。顧客満足度の向上に向け、新たに高性能3Dプリンタの導入も計画中だ。

 そして、ASEAN諸国を中心にグローバル展開を推進する顧客に対しては、タイに生産拠点を構える「グラセル・タイランド」の活用も促す。

 タイでは、金型から成形、蒸着、塗装、印刷まで一社で一貫生産を行う化粧品容器メーカーとして進出している。進出後は国際化粧品展示会「in―cosmetics Asia」と同時開催される「COSMEX」へ出展し、企業認知度を高めつつ、新型容器の開発も日本国内と同様、積極的に進めている。

 タイ語、英語、日本語の3カ国語に対応するタイの容器カタログについて、谷村社長は「国内グラセルとの連携を強化することで、数年後には、国内カタログと比べても遜色のないラインナップにしていきたい」と意気込む。その先には「欧米への販路拡大」も視野に入れており、グローバル容器メーカーとして同社の今後の成長にも期待が高まる。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > グラセル、開発力と提案力で業界トレンド生む、カタログ新版はビジュアルでも創意

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop