プロテックス・ジャパン、豊かな自然環境に恵まれた新工場から「ジャパンオーガニックコスメ」を発信

週刊粧業 2017年1月23日号 8ページ

カンタンに言うと

プロテックス・ジャパン、豊かな自然環境に恵まれた新工場から「ジャパンオーガニックコスメ」を発信


 ――一方、京都工場に関しては来場者へどのようにアピールされますか。

 酒井 世界でトップレベルの品質を持つヘアケア・スキンケア製品を提供するためには、優れた製造環境が必要不可欠であると考え、京都の本社工場は医薬品製造レベルのクラス1000相当のクリーンルームを設置し、製品の製造にはRO純水器で高度に精製された水を使用している。

 また、大口注文にも対応できる大規模な製造釜も有しており、国内化粧品OEMメーカーの製造環境としては最高レベルにあると自負している。

 さらに、2014年10月には本社工場でハラール認証を取得しており、プロフェッショナルの業界から一般流通品、そしてハラール製品まで幅広く対応した「MADE IN KYOTO」の世界に誇れる当社のものづくりと、それを支える充実した製造設備を今展示会でアピールしていきたい。

 ヘアケアOEMのイメージが強い当社だが、スキンケアにおいても機能性に優れ、高品質なODM・OEM製品を提供できる自負がある。

 今展示会では、ヘアケアとスキンケアの各カテゴリーで前回よりも提案アイテム数が増えており、最初から型にはまった中で製品を開発するのではなく、従来の常識や慣例にとらわれない製品づくりに取り組む当社の開発姿勢と、日頃の成果を是非とも多くの人に見ていただきたい。

原料抽出から製造まで一貫し
本物のオーガニックコスメを追求

 ――オーガニックコスメOEMという新たな挑戦にかける意気込みをお聞かせください。

 酒井 OEM事業ではこれまで、京都工場において国内最高レベルの製造環境のもと、製法や品質にこだわった製品づくりを行ってきた。

 当社ではこうした製造環境だけでなく、素材に関しても強いこだわりを持っている。「本物のオーガニックコスメづくりとは何か」を考えたとき、単にオーガニックの素材を配合したものではなく、原料の栽培からこだわって製品づくりをすべきだと考え、その想いが新工場という形で具現化されている。

 原料の生産については植物の生育環境に加え、抽出法から薬効、安全性までこだわっていく。やむを得ず農薬を使用する場合はどのように除去するのか、そこまでしっかりと管理されたものの中で製品に使用する素材を栽培・抽出していきたい。

 こうした取り組みを京都工場で実現することは難しかったが、新工場ではオーガニックコスメOEMという我々にとって新たな挑戦が可能になった。今後は「京都」「愛媛」の2拠点がしっかりとタッグを組み、将来的には自然豊かな松野町をジャパンオーガニックコスメの発信地となるように目指していきたい。
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