サンスター、口腔意識を高め生活習慣病の予防へ

週刊粧業 2018年1月1日号 68ページ

サンスター、口腔意識を高め生活習慣病の予防へ
 昨年の歯磨業界におけるニュースの一つは、諸外国で採用されている国際基準(ISO)と同じくフッ素が1500ppmを上限として配合された製品が、厚生労働大臣により承認されたことです。各社が「フッ素」関連の新製品を上市したことによって市場が活性化し、当社においても、大人向けむし歯予防ハミガキ「バトラー エフペーストα(アルファ)」を発売しました。

 年齢を重ねるとともに起こりやすくなる、「再発むし歯(二次う蝕)」と「根元むし歯(根面う蝕)」を、当社では「大人むし歯」と呼んでいます。近年、この「大人むし歯」が増加傾向にあります。健康で豊かな生活は、おいしく食べる、楽しく話す・笑うことができる健康なお口があってこそです。そのために、歯周病予防と共にむし歯予防の啓発と製品開発にも注力していきます。

 業界が一丸となって、子供から大人まで全世代にわたり、口腔衛生意識をいっそう高め、日常生活の中に浸透させていくことが、生活習慣病等の全身疾患の予防につながり、国民の健康増進・健康寿命の延伸に貢献するものと考えています。

 一方、アジア市場においては、「One Sunstar」を旗印に、アジア各地で行っている営業活動、製品プロモーション、糖尿病と歯周病に関する啓発セミナー、学会等へのサポートを通して、国や事業分野の壁を越えたグローバルな連携に取り組んでいます。

 特に、「Ora2(オーラツー)」ブランドは、機能訴求が多いオーラルケア市場で、オーラルケアに女性が求める「美」を取り入れ、自信の持てる笑顔をサポートする「オーラルビューティケアブランド」へと進化を続け、アジア市場でのシェアを堅調に伸ばしています。

 ヘルス&ビューティ事業においては、「VO5」ブランドの新シリーズ「VO5ヘアデザインクリエイター」の広告・プロモーション活動の中で、簡単にヌケ感ヘアスタイルがつくれる方法を提示し、お客様に自分ごと化していただくよう、SNSを含めた新たなコミュニケーションを強化しています。

 また、「健康道場」ブランドでは、「心身健康道場」で実践する「食事・身体・心を柱とした健康法」を社員だけでなく多くの方に知っていただきたいと考え、一般向けに「健康道場ツアー」を販売し事業としての育成に努めています。さらに、新しいチャネル、お客様との接点を求めて、ポップアップストアにチャレンジし、より多くのお客様との繋がりを模索しています。

 昨年度、サンスターグループの日本法人各社は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え戦略的に取り組んでいる法人を顕彰する「健康経営優良法人~ホワイト500~」に認定されました。サンスターの経営理念をはじめ、詳細な健康診断や保健指導、心身健康道場など健康経営の取り組みが客観的な指標で評価されたものです。

 今後も、社員が健康で明るく、目標に向かって働く環境を提供することで、人々の健やかな暮らしと笑顔へと寄与する製品とサービスを生みだせると考えています。 

 当社は、オーラルケア事業、ヘルス&ビューティ事業、ライフサイエンス事業を通して、お客様一人ひとりの健康のために、人々を取り巻く環境を含めた総括的な健康を維持、増進することを目指しています。

 新製品や新サービスの開発、広告をはじめとする積極的な販売促進活動を実施し、今後も人々の健康な暮らしの向上と社会の発展に寄与していきます。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > サンスター、口腔意識を高め生活習慣病の予防へ

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop