〈記念講演〉
記念講演(1月26日13時~13時45分)では、鈴木正樹資生堂ジャパン事業戦略本部長にご登場いただき、「資生堂が先駆するIoT時代の化粧品開発」についてお話しいただきます。
ICTの発展により、様々な産業でIoTの活用の可能性が広がっています。化粧品づくり、そして化粧体験はIoT技術によって、どう変わっていくのでしょうか。
資生堂では、最先端の皮膚科学研究や美容技術の知見に、デジタルテクノロジーを掛け合わせることで、スキンケアのパーソナライゼーションを実現する新しいスキンケアシステム「Optune(オプチューン)」を開発しました。
2018年春にβ版のテスト販売を開始した後、さらなる改良・開発を進めた上で早期の本格導入を目指しています。
オプチューンは、スマートフォンにダウンロードした専用のアプリケーションソフトによる肌測定データと収集した環境データをベースに、独自のアルゴリズムで、利用者個人のその時どきの肌環境に合わせたケアを専用マシンが提供する新発想のIoTスキンケアシステムです。
個人のニーズに合わせた商品への期待が高まることが予想される未来に向け、IoTを活用した「パーソナライズド・ビューティー」を先駆する同社に、自社の取り組みについて語っていただきます。
化粧品業界に関わる方々が最も気になるテーマを据えた「基調講演」「特別講演」「記念講演」に是非ご参加ください。
【テーマ別セミナ―】
トレンド解析からデジタル技術まで
現場第一線で活躍する専門家が解説
「テーマ別セミナ―」では、好調なメーカーの商品開発やマーケティング方法などの講義を揃えた12講演を行います。
各分野の最前線で活躍する講師陣によるセミナーから、いくつか紹介します。
◆COSME-1
「今、求められる化粧品とは? ~最新の注目コスメ&トレンド分析~」(1月24日13時30分~14時30分/小西さやか日本化粧品検定協会代表理事兼東京農業大学食品香粧学科客員准教授)
時代の変遷とともに目まぐるしく変化するトレンドに伴い、消費者が求める化粧品も変化していきます。
消費者のニーズの変遷と注目すべき化粧品コンセプト、トレンドの解析結果などを紹介していただきます。
◆COSME-3
「資金ゼロから売上80億円を達成! メディプラスゲル成功の秘策」(1月25日11時~12時/恒吉明美メディプラス代表取締役社長)
「本当にこれ1本でいいんです」のキャッチコピーで発売から15年で700万本を突破したヒット商品「メディプラスゲル」を題材に、自身の肌悩みからはじまり、資金ゼロから売上80億円達成を叶えたサクセスストーリーや秘策に加え、現在抱える課題や将来ビジョンまで創業者ご本人に一挙公開していただきます。
◆COSME-4
「花王ソフィーナの開発秘話 ビッグデータを活用したハリの美容液の評価のこころみ」(1月25日15時30分~16時30分/次田哲也花王BC化粧品ソフィーナ事業Gマネージャー兼スキンケア研究所上席主任研究員)
近年、各社で活用が進んでいるビックデータは、我々にどのような真実や新しい知見を与える可能性があるのでしょうか。
今回は第35回日本美容皮膚科学会にて優秀演題賞を受賞した、花王のビックデータを活用した肌性状解析データを紹介していただきます。
ビッグデータ活用の先駆けである同社においてソフィーナ商品開発に伴う新しい評価方法を確立された次田氏が、それらの内容や情報発信の可能性と課題について述べる貴重な機会となっています。
◆COSME-6
「若年層女性の心を惹きつける、資生堂新ブランド『レシピスト』の開発について」(1月26日12時30分~13時30分/長野種雅資生堂ジャパン事業戦略部新価値開発Gブランドマネージャー)
若年層女性に向けた新ブランドである「レシピスト」の開発について解説していただきます。同ブランドは、資生堂の従来のブランドの作り方とは異なり、現場からニーズを吸い上げて形にしたブランドです。
目指すべきターゲティングや価値開発、価値伝達(広告)等を事例をもって紹介していただきます。
◆COSME-7
「コーセー宣伝部のコミュニケーションプランニング~雪肌精を事例に~」(1月24日13時30分~14時30分/小林祐樹コーセー宣伝部企画PR課企画チームリーダー)
デジタルシフトが加速する化粧品業界の中で、予てよりコミュニケーションのデジタル化に取り組んできたコーセー宣伝部に、一般消費者とのコミュニケーションを実施する際に心がけている点を雪肌精などの事例を交えてお話しいただきます。
◆COSME-12
「ファンケルがWebで仕掛けるCRM戦略」(1月26日12時30分~13時30分/佐野博一ファンケル通販営業本部CRM部部長)
消費者の行動をインターネット抜きでは語れない時代となり、顧客とのコミュニケーションのあり方が大きく変化してきています。ファンケルが考えるデジタル時代のCRM戦略とその実践について、同社のEC基盤づくりを担当した佐野氏に、SNSやマーケティングオートメーションの事例などを交えて紹介していただきます。