花王、ベトナムで清潔・衛生習慣定着に向けたプログラムを開始

粧業日報 2018年10月25日号 6ページ

花王、ベトナムで清潔・衛生習慣定着に向けたプログラムを開始
 花王は、ベトナムにおける清潔・衛生習慣の定着に貢献すべく、「衛生管理リーダー育成プログラム」「衛生奨学金制度」「学校衛生プロジェクト」「楽しい手洗い教室」の4つの取り組みからなる「ベトナム衛生プログラム」を開始した。

 10月15日には、ベトナムのハノイ医科大学にて、「衛生管理リーダー育成プログラム」「衛生奨学金制度」に関し、ハノイ医科大学、神奈川県立保健福祉大学、東北大学が署名し、関係者とともに調印式を行った。これらの取り組みは、ベトナム・日本外交関係樹立45周年を記念する事業として認定されている。

 今回ハノイ医科大学にて調印式を行った取り組みのうち、「衛生管理リーダー育成プログラム」は、ハノイ医科大学病院、東北大学、聖マリアンナ医科大学と協働で実施する。感染予防・衛生習慣の定着をめざし、感染対策のシステム化を図ると同時に、医療従事者や学生向けに、感染対策や衛生管理に関するセミナーを行う。将来的には、そのほかの日本の大学や大学病院の参加も検討している。

 また、「衛生奨学金制度」は、ハノイ医科大学の卒業生を対象とし、神奈川県立保健福祉大学の大学院留学への奨学金を提供する。ベトナムの保健衛生分野で活躍する食品衛生管理の専門家を育てることで、人々の健康な暮らしを実現していく。

 そのほかにも、次世代の啓発を目的とした2つの取り組みを実施する。

 1つは、ユニセフが行っている「学校衛生プロジェクト」で、2016年から支援に取り組んでおり、学校の衛生環境改善のためのトイレや手洗い設備の設置や子どもたち向けの手洗い啓発を行っている。

 さらに、2019年からは「楽しい手洗い教室」を展開する。衛生意識の向上をめざし、将来を担う子どもたちに正しい手の洗い方を伝えていく。

 花王ESG部門統括のデイブ・マンツ氏は、「経済発展著しいベトナムにおいて、花王の知見を活かし、清潔・衛生習慣の定着に貢献できることを、大変うれしく思っている」とコメントしている。
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