全国化粧品日用品卸連合会、トーナメントからリーグ戦

週刊粧業 2019年1月1日号 19ページ

全国化粧品日用品卸連合会、トーナメントからリーグ戦
 昨年は個人的には大病を患い、色々と考える時間を得ることが出来ました。まさに人生の最大の宝物は、今日も元気で働けることであると実感した次第でございます。

 昨年の夏は猛暑でテレビでは毎日のように「熱中症に気を付けましょう。屋外での活動は控えましょう」と伝えながら、「熱戦の続く甲子園球場です」と平気で話していました。どんな過酷な状況下でも頑張る人を日本人は美化するような気がします。

 戦後や、災害の復興もそんな日本人の頑張りが功を奏したのでしょう。反面、真面目な「頑張り過ぎ体質」が毎年3万人の自殺者を生むのかも知れません。

 日本には、一度負けたら終わり的な「トーナメント感覚」があるようです。

 「もうだめだ」と思い詰めたら、「トーナメント感覚」に陥っているのだと冷静になり、考え方を変えて「リーグ戦感覚」を持つべきでしょう。

 企業にとっても、短絡的なトーナメントの発想ではなく、勝ってもおごらず、負けてもくじけず、失敗してもそこから何かを学ぶべきものを見つける「リーグ戦思考」で挑戦しなければなりません。永遠に勝ち続けることも負け続けることもありません。

 毎年の損益に一喜一憂することなく、超長期的思考でビジネスに取り組みたいと思います。私は「敗者復活戦」という言葉が大好きです。でも歯医者は嫌いです。
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