花王2018年12月期決算、増収増益

粧業日報 2019年2月13日号 1ページ

花王2018年12月期決算、増収増益
 花王の2018年12月期連結業績(IFRS)は、売上高が前期比1.2%増(為替変動の影響を除く実質で1.3%増)の1兆5080億700万円、営業利益が1.4%増の2077億300万円、税引前利益が1.4%増の2072億5100万円、当期利益が4.5%増の1553億3100万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が4.5%増の1536億9800万円となった。

 厳しい競争環境が続く中、消費者・市場・流通の変化に対応してマーケティング・販売活動を強化し、6期連続で営業利益が過去最高を更新、9期連続の増益も記録したが、当期利益を除き公表数値には届かなかった。

 事業セグメント別では、化粧品事業が大きく改善する一方で、ベビー用紙おむつ、欧米コンシューマープロダクツ事業が苦戦している。

 セグメント別では、化粧品事業が売上高で5.0%増の2796億円、営業利益で113%増の277億円、スキンケア・ヘアケア事業が売上高で2.6%増の3414億円、営業利益で1%減の488億円、ヒューマンヘルスケア事業が売上高で4.8%減の2677億円、営業利益で19.1%減の279億円、ファブリック&ホームケアが売上高で2.5%増の3441億円、営業利益で6.5%減の712億円、ケミカル事業が売上高で1.3%増の3128億円、営業利益で1%増の306億円となった。

 化粧品事業は、新グローバルポートフォリオに基づく戦略ブランドへの集中投資による育成と、デジタルマーケティングへの転換・ECの強化により、アジア・日本で売上拡大(アジア:36.7%増、日本:1.3%増)と大幅増益を達成した。

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