小林製薬、2018年12月期は国内・海外ともに好調で増収増益

粧業日報 2019年2月15日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 成長4事業は、漢方・海外が好調、通販・スキンケアが苦戦
  • 海外は好調の中国・米国の成長加速へ新製品を投入
  • スキンケアは「オードムーゲ」が好調、第3のブランド創出に意欲
小林製薬、2018年12月期は国内・海外ともに好調で増収増益
 小林製薬の2018年12月期連結決算は、海外事業や国内インバウンドが2ケタ以上の伸長率で好調に推移し、売上高が前期比6.8%増の1674億7900万円、営業利益が14.7%増の262億8900万円、経常利益が13.2%増の273億7400万円、当期純利益が13.6%増の180億2300万円となった。

 2月1日に行った決算説明会の席で、小林章浩社長は「前の期(17年12月期)が好調だったためハードルは高かったが、想定を上回る増収要因が重なり大幅な増収増益となった」と前期の業績を振り返った。

 進めている中期3カ年(2017年~19年)経営計画については、「海外、通販、スキンケア、漢方の成長4事業の目標達成見込みは事業ごとに差が出てしまっている」と述べ、2019年度の取り組みについてそれぞれ見解を語った。

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