【化粧品OEMアンケート調査2019】業績伸長も減速感を懸念

週刊粧業 2019年2月25日号 6ページ

【化粧品OEMアンケート調査2019】業績伸長も減速感を懸念
 具体的な経営事情や受注状況がなかなか見えづらいOEM業界の実態を探るため、本紙は年に一度、「化粧品受託製造メーカー・アンケート調査」を実施している。

 今年も全27社から協力を得て、その結果をまとめた。業績見通しや商品政策の方針とともに、雇用・人材など業界課題にも踏み込み、各テーマに沿って解説する。

(1)【2018年の業績見通し】
約8割が「伸長の見通し」も
来期は「横ばい予想」が3割

 今期(2018年度)の業績見通しについて、OEM27社に総合評価を聞いたところ、前期に対し「伸長」と回答した企業は21社(80.8%)だった。前回調査(79.4%)とほぼ同じ結果となり、OEM業界は好況が続いているといえる。

 今期の業績見通しを「対前年比」で質問したところ、前期に対し「10%以上増加」した企業は、前回(8社、38.1%)より2社増えて全体の半数(50.0%)を占めた。「横ばい」は4社、「後退の見通し」は1社だった。

 伸長要因として、新たな「取引先が増えた」「既存顧客からの受注が増えた」はともに85.7%(18社)で、前回(83.3%、60.0%)を上回った。

 来期(2019年度)の業績予測については、「伸長の見通し」が18社(66.7%)で最も多かったが、「前期に対し横ばい」予測は前回(4社、12.1%)よりも増えて8社(29.6%)となった。「後退も視野」は1社(3.7%)だった。今期業績の総合評価と比較すると、来期は今期より厳しいと見ている企業が多いことが伺える。

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