花王、インドネシア合弁会社の化学品新工場が竣工

粧業日報 2019年5月15日号 2ページ

花王、インドネシア合弁会社の化学品新工場が竣工
 花王とアピカルグループ(Apical Group Limited、Dato'Yeo How CEO)とのインドネシアにおける脂肪酸製造合弁会社であるアピカル花王ケミカルズ(英語名: PT Apical Kao Chemicals)は5月13日、インドネシア・スマトラ島で建設を進めていた新工場を竣工した。初期投資額は約90億円となっている。

 花王グループは、今回の新工場の完成によって生産能力の増強を図り、競争力のある油脂製品を製造し安定供給を推進することでケミカル事業の拡大を目指す。

 片寄雅弘 執行役員 ケミカル事業部門統括は、「花王グループとアピカルグループの知見と技術を持ち寄り、合弁事業のシナジーを生み出すことによって、サプライチェーンの強化を図るとともに、将来にわたりサステナブルで高品質な油脂製品と特徴のある油脂誘導体を、より広範囲に提供していく」と語っている。

 アピカル花王ケミカルズ概要/社名=アピカル花王ケミカルズ(英語名: PT Apical Kao Chemicals.)▽所在地=インドネシア スマトラ島 リアウ州 ドゥマイ市▽設立=2017年1月▽出資比率=アピカルグループ65%、花王35%▽敷地面積=約4万4000㎡▽生産品目=脂肪酸
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