マンダム、若者のヘアスタイリング離れに歯止め

粧業日報 2019年7月25日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 髪型崩れる主因「湿気」に着目、髪の内側で整髪する新技術を開発
マンダム、若者のヘアスタイリング離れに歯止め
 成長領域である男性化粧品市場で、ヘアスタイリング剤カテゴリーの苦戦が続いている。

 マンダムの調べでは、10代後半から20代の若い男性のヘアスタイリング剤の使用率が低下しており、市場のダウントレンドに影響している。最近5年間の男性・スタイリング剤使用率調査(2018年)によると、20代の使用率は14年比で10P減少して40%、大学生は3P減の39%、高校生は8P減の15%となっている。

 若者を中心としたスタイリング離れについて同社は、2000年代は個性を生かすツールとしてスタイリングを取り入れる学生が多かったが、「2010年代は、人気の高い層に憧れをもちつつも、無理して悪目立ちしたくないという学生が増え、周囲に合わせようとする同調志向から、シンプルなファッションとともに、前髪を下ろす自然な髪型を好むようになっている」と分析する。

 背景として「スマホの普及とともにブログやSNSが浸透したことで、学校以外のところで自分を認めてくれるコミュニティができたことも影響している」と述べ、「学校生活では『普通』や『ナチュラル』といった無難なスタイルを取り入れている」と話す。

 その一方で、「学校以外のコミュニティに合わせてファッションを変えたり髪型を変えたりして自分を表現する傾向」も突き止めた。

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