サルボ、人に寄り添う製品開発へ

C&T 2019年6月17日号 70ページ

サルボ、人に寄り添う製品開発へ
 化粧品を販売する者にとって「お客様第一」という考えは、当然の態度であろう。しかし、卸や店舗、工場で働く人々も含めて大切にすることを理念に据える企業は、意外と少ないのかもしれない。

 2006年に設立した化粧品メーカーのサルボは、商品を購入する顧客に限らず、化粧品に携わる多くの「人」を重視している。代表取締役の上農秀人氏は、こうした「人」から必要とされる化粧品づくりを進めている。

「人が喜ぶものをつくりたい」という想いから
業界に貢献するものづくりへ

 国内化粧品メーカーや外資系化粧品メーカー、製薬会社などでマーケティングや営業の経験を積み重ねた上農代表は、「人が喜ぶ仕事をしたい」という想いを持ち続けながら2006年に起業を決意し、多様な製品を開発してきた。起業に至る様々な経験の中で生じた気づきや違和感が、経営の原点につながっているという。

 「たとえば、ある工場でパレットに座ってしまったときに怒られたことがある。その時、製品を作る上で原料メーカーや容器メーカー、包装メーカーなど、いろんな人が携わっていることを知った。この他にも化粧品業界では、消費者に至るまでに卸や小売店といった順路を通らなければならない。しかし、一般的な化粧品メーカーは、卸や小売店に対して慣習に基づいた対応をとってしまう。しかし、このパターン的な配慮と実際との間に違和感があり、流通や小売の悩みにも寄り添ったものづくりが必要だと感じた」(上農代表)

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