百貨店アンケート2019、化粧品売上が拡大

週刊粧業 2019年10月21日号 10ページ

百貨店アンケート2019、化粧品売上が拡大
 今回のアンケートは、昨年から3社増の28社から回答を得た。

 (〔1〕)では、各社の出店戦略について現在の主要立地を尋ねたところ、前回から11.0Pアップした「都市部の駅周辺部」(63.0%)の回答が最も多く、「都市部の中核商店街」(29.6%)も前回から1.6Pアップした。

 一方で、「郊外」(7.4%)は4.6P減少し、「都市近郊」は回答なしとなった。化粧品において好調な売上が続く百貨店だが、地方都市や郊外の百貨店では都市部と比べると訪日外国人客によるインバウンド需要の恩恵が少ないこともあり、不採算店舗の閉店が相次いでいる。

 今月10日には、そごう・西武が2020年8月に4店舗(西武岡崎店・西武大津店・そごう西神店・そごう徳島店)と、21年2月にそごう川口店を閉店すること、21年2月に西武秋田店と西武福井店2店舗の売場を縮小することを発表した。その翌日には、髙島屋が2020年8月に港南台店を閉店することを発表している。

 現在の出店立地と今後の主要な重点立地の結果を見ると、都市部への一極集中がさらに進展していくことが予想される。

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