花王、14年連続で「世界で最も倫理的な企業」に選定

粧業日報 2020年3月5日号 4ページ

花王、14年連続で「世界で最も倫理的な企業」に選定
 花王は、米国のシンクタンク「Ethisphere Institute(エシスフィア・インスティテュート)」が2月25日に発表した「World's Most Ethical Companies 2020」(世界で最も倫理的な企業)に選定された。

 2007年に同賞が創設されて以来、14年連続で選定されている日本企業は花王のみとなっており、同社ではこの賞への選定を役員報酬のKPIとしている。

 同賞は、企業倫理や企業の社会的責任を専門にする米国のシンクタンクEthisphere Instituteが毎年発表しているもので、「企業倫理と法令遵守に関する取り組み」「企業市民としての責任ある活動」「倫理的企業風土」「コーポレートガバナンス」「リーダーシップ・イノベーション・社会からの評価」の5つの項目について評価を行い、優れた企業が選定される。

 花王グループでは、創業者が残した「正道を歩む」を企業行動の原点と位置づけており、法と倫理に則って行動し、誠実で健全な事業活動を行うことを日々実践すべく、企業行動規範「花王 ビジネス コンダクト ガイドライン」を制定。各国・地域の事業の特性や事例を踏まえた研修を実施し、グループ社員全員への浸透を図っている。

 今回の受賞に際し、澤田道隆社長は「花王グループは、昨年ESG経営に大きく舵を切ることを宣言し、花王ウェイに定める基本となる価値観『正道を歩む』をESG活動の基本と位置づけて活動を進めている。さらに、『世界で最も倫理的な企業』に選定されることを執行役員報酬のKPIの1つとすることにより、一丸となって『正道を歩む』を貫くことを徹底していく」とコメントしている。

 また、授与者であるEthisphere Instituteのティモシー・エルブリッチ(Timothy Erblich)最高経営責任者は「花王は『世界で最も倫理的な企業』の創設以来、毎年受賞している唯一の日本企業であり、この栄誉は、創業以来『正道を歩む』を基本となる価値観の1つとして経営を進めてきた花王グループの企業姿勢を裏打ちするものだ。今後社会の持続的な発展に対する企業の貢献がますます求められる中、ESG経営を推進し業界をリードすることを期待する」と述べている。
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