ライオン、日本水環境学会「ライオン特別賞」の受賞者を決定

粧業日報 2020年4月7日号 5ページ

ライオン、日本水環境学会「ライオン特別賞」の受賞者を決定
 ライオンは、水環境保全に関する国内最大の学会である「日本水環境学会」にて優秀な研究活動を表彰する取り組みを2009年より継続する中、今回、講演要旨原稿の審査により「年会学生ポスター発表特別賞(ライオン特別賞)」を決定した。

 同社は、「洗うこと」を通じて、常に水との深い関わりの中で事業を展開し、1960年代には生分解性の高い洗浄成分を配合した洗剤、1970年代には業界に先駆けた無リン洗剤、近年では節電や時短にも繋がる節水型製品など、各時代の最先端技術で水環境に配慮した製品を開発してきた。

 こうした水資源保護活動の一環として、同社では日本水環境学会において2009年に「ライオン賞」を創設し、優秀な研究活動を表彰することにより、若手研究者への支援を行っている。

 今回、「第54回日本水環境学会年会」が新型コロナウイルスの感染拡大抑制のため中止となったことから、審査方法を変更し、講演要旨原稿の審査による「年会学生ポスター発表特別賞(ライオン特別賞)」として、19の受賞者・受賞テーマを選定した。

 受賞者・受賞テーマ(氏名は五十音順)/磯光(東京大学)=米国CA州水再生施設におけるウイルス濃度実測による除去率の評価▽市原りえ(北海道大学)=バイオ燃料電池を補助電源とするMECシステムによる窒素除去プロセスの開発▽岩﨑七海(東洋大学)=アナモックス反応におけるメタノール阻害の影響と対策▽上原悠太郎(東京大学)=入間川の溶存有機物による大腸菌の増殖ポテンシャルと増殖基質のノンターゲット分析▽大場康平(東京農工大学)=15Nトレーサー法を用いた脱窒細菌のN2O還元ポテンシャルの評価▽岡田有未(東洋大学)=新規1,4-ジオキサン分解菌の単離と分解活性評価▽桶谷昌宏(高知大学)=回転円板型促進酸化装置による淡水養殖廃水中オキソリン酸の除去機構▽柏本ゆかり(北海道大学)=ディープラーニングを用いた活性汚泥フロックの認識▽金田明日香(創価大学)=ホテイアオイの圧搾-メタン発酵処理による栄養塩・エネルギー回収法の検討▽川本泰斗(広島大学)=メタン酸化細菌による生分解性プラスチック原料PHAの生成▽須江渚(北里大学)=環境RNA解析による衛生動物の高感度検出手法の開発とその時間的感度の評価▽簾内君仁(秋田県立大学)=マンガン酸化菌を用いた有機物無添加条件でのマンガン含有坑廃水の接触酸化処理▽竹田壮太(秋田工業高等専門学校)=酒造好適米栽培における下水処理水の最適利用手法の開発に向けた実験的検討▽濵田隆太朗(鹿児島大学)=質量分析によるアナベナ属の種の判別法の開発▽原田穂高(広島大学)=生息確率予測モデルを用いたベントスの底質環境指標の開発▽廣嶋直人(大阪大学)=ウキクサ亜科植物マイクロバイオームの特徴づけ▽藤川由季(京都大学)=HILICによる環境水中の超親水性溶存有機物の特性解析▽吉田輝生(日本大学)=一槽式微生物燃料電池の設置条件とエアカソード面の湿潤状態による発電能への影響▽吉田実桜(都城工業高等専門学校)=UASBリアクターによるPET製造複合模擬廃水の高負荷連続処理実験
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