ロート製薬、パーソナライズ化粧品を視野に自動製剤調合ロボット導入

粧業日報 2020年7月3日号 3ページ

カンタンに言うと

  • 国内化粧品業界初となる自動製剤調合ロボットを導入
  • パーソナライズ化粧品の実現を視野に、研究開発用の自動秤量・分注・調合可能ロボットをCHEMSPEED TECHNOLOGIES社、エーエムアール社と共同開発
ロート製薬、パーソナライズ化粧品を視野に自動製剤調合ロボット導入
 ロート製薬は、スイスの開発機器メーカーCHEMSPEED TECHNOLOGIES社、エーエムアール社とともに、2020年3月に国内化粧品業界初・自動製剤調合ロボットを共同開発し導入した。

 化粧水や日やけ止めなどの化粧品製剤開発において必要となる種類豊富な原料の秤量・調合、品質・使用感に関わる粘度やpH値の測定などの評価を、全自動で行う。

 これにより、種類無限な原料と配合量の組み合わせの中から最適な処方にいち早く辿りつくことが可能となり、ニーズの変化や使用感の好みに合わせたパーソナライズ化粧品の可能性が広がる。

 同社はこれまでも化粧水や日やけ止めをはじめとしたスキンケア製品を、顧客の嗜好に合わせて開発し届けてきたが、今後そのニーズはより一層多様化していくことが想定される。

 こうした中、高い製剤技術力とともに、より多くの原料・処方を評価し、最適な処方を開発することが必要と判断した。
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