小林製薬、令和2年度 知財功労賞「特許庁長官表彰」を受賞

粧業日報 2020年7月3日号 5ページ

小林製薬、令和2年度 知財功労賞「特許庁長官表彰」を受賞
 小林製薬は、経済産業省 特許庁が実施する令和2年度「知財功労賞」において、知的財産権制度活用優良企業として「特許庁長官表彰(商標)」を初受賞した。

 同賞は、毎年4月18日の「発明の日」に、経済産業省と特許庁が、知的財産権制度の発展、普及・啓発に貢献のあった個人や、制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献のあった企業などを選定し、表彰している。

 令和2年度は、経済産業大臣表彰として個人2名と企業など7者、特許庁長官表彰として個人3名と企業など9者を受賞者とした。同社は、特許庁長官表彰の知財活用企業(商標)として受賞した。

 受賞のポイントとして、「世にない製品で新市場を創造する」というビジネスモデルのもと、製品特性をわかりやすく伝えるネーミング・広告にこだわり、それらを商標権で確実に保護している点や、糸ようじ(柄付きフロス)や熱さまシート(冷却シート)を例に、商標がそのまま市場で代名詞的に消費者に認知されうるため、普通名称化することのないよう、戦略的商標登録と普通名称化防止活動を積極的に実施している点が挙げられた。

 また、サウンドロゴとして「あ!小林製薬」を音商標で保護し、それをテレビ広告で活用するなどの施策を通じてコーポレートブランドを高め、個別製品ブランドを支援して投資効率を向上させていることや、グローバルな知的財産権の確保(過去2年間で34カ国に約800件の商標を出願・登録)と徹底した模倣品対策を実施していることなども受賞ポイントとなっている。

 受賞を受けて、同社は「商標をはじめ知財の力を一層活用し、日本で『あったらいいな』をカタチにしていくことはもちろん、それをスピーディに海外にも展開していく」としている。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 小林製薬、令和2年度 知財功労賞「特許庁長官表彰」を受賞

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop