サイエンスコスメ、共創軸で技術力を活かす時代へ

週刊粧業 2020年7月27日号 1ページ

サイエンスコスメ、共創軸で技術力を活かす時代へ
 化粧品業界では、大手が先導する形で異業種との共同開発・プロジェクトが進む。これまで培ってきた化粧品技術と、異業種の最新技術を組み合わせて新たな価値創出に挑戦し始めている。

 業界内、そして業界の垣根を超えた取り組みが活発化し、「競争」から「共創」の時代を迎えている。

コロナ禍で論文共有化が進む
研究者の意識変革で新時代へ

 「コロナパンデミックは、科学の領域においても、競争から共創の時代を迎えていることをより強調づけた」

 そうSARABiO温泉微生物研究所(以下、サラビオ)は述べ、今後のサイエンスコスメを展望した。

 世界規模での新型コロナウイルスの感染拡大は、研究者の意識や価値観を大きく変えたという。

 「アカデミックな世界では、研究者たちはいわば『世界初』を競い合っている。ノーベル賞などはそうした競争原理のもとに成り立っているともいえる。だが、今回のコロナショックでは、研究者らが、研究論文の審査通過や学術誌掲載を待たずに、いち早く情報として共有すべきだという考えに至り、コロナ関連の研究が世界中で急速に増え、科学者向けのWebサイトでは研究論文を共有できる環境が整備された」(同社)

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