進洋、環境に配慮したサステナブルな化粧品用ミニパウチフィルムを提案

週刊粧業 2020年10月19日号 36ページ

進洋、環境に配慮したサステナブルな化粧品用ミニパウチフィルムを提案
 化粧品用のミニパウチフィルムに特化したラミネートフィルムの専門商社である進洋では、環境に配慮したサステナブルな各種フィルム(紙構成・リサイクル・バイオマス・脱アルミ)を幅広く提供している。

 紙構成フィルムでは、印刷方法から紙質、印刷インキなど様々な条件でテストを行い、視認性や可読性を担保した紙構成フィルムの開発に注力している。

 「同じ印刷方法でも紙質によって印刷のりが異なり、白や透明なメジウムのインキを加えると紙の表面が滑らかに仕上がる。既に一部の紙構成フィルムはパウチで実用化しており、現在は小さな文字でも擦れにくく、全成分表示まで記載できるフィルムの開発にトライしている段階だ」(山中洋行取締役営業部長)

 紙構成フィルムではこのほか、プラマーク表示のフィルムを紙の厚みはそのままに、バリア性能を担保しながらプラスチックの使用量を削減することで紙マークへの表示に切り替える取り組みも進めている。

 「見た目を重視する化粧品において、紙のイメージはフィルムにデザイン性や意匠性といった付加価値を与える。ミニパウチに特化したコンバーターの中でも、化粧品用でかつ環境配慮包材に幅広く対応しているという点においては、当社が業界№1であると自負している」(石井聖一社長)

 環境配慮包材はこのほか、最外層にケミカルリサイクルPETを使用したリサイクルフィルムと、バイオマスプラスチックに加えて白と墨のバイオマスインキを用いたバイオマスフィルム、アルミ箔に匹敵する保存性と遮光性を持つ脱アルミフィルムを提案している。

 「リサイクルフィルムとバイオマスフィルムに関しては、トライアル段階だがすぐに製品として販売ができる状況だ。脱アルミフィルムは既にハイバリヤーの蒸着タイプと透明タイプで採用実績があり、今後は全てPETで構成したモノマテリアルタイプの改良に注力していく」(山中氏)
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