ノエビア、幸せホルモンがストレス老化を抑えることを発見

粧業日報 2020年11月27日号 5ページ

ノエビア、幸せホルモンがストレス老化を抑えることを発見
 ノエビアは、幸せを感じたときに分泌される幸せホルモン「オキシトシン」が、心理的なストレスを感じたときに分泌されるストレスホルモン「コルチゾール」の作用を低下させ、肌細胞の老化を抑えることを見出した。

 これにより、ストレス緩和や心地よさ、幸福感などスキンケアによる心理的効果に肌の老化を抑制するはたらきがあることが示唆された。



 今回の研究では、スキンケアによって変化する心理状態と肌状態の関係性に着目し、この2つのホルモンが老化を制御するメカニズムについて研究を行った。

 まず、「コルチゾール」と「コルチゾール再活性化酵素」による「オキシトシン受容体」抑制作用を調べた結果、この2つのホルモンによって「オキシトシン受容体」が減少し、「オキシトシン」の作用を抑制することがわかった。

 これにより、「コルチゾール」が多いと「オキシトシン」の作用が抑えられ、老化を促進するはたらきがあることが明らかとなった。



 続いて、2つのホルモンによる「コルチゾール再活性化酵素」抑制作用を調べた結果、「コルチゾール再活性化酵素」が減少し、「コルチゾール」の作用を抑制することがわかった。

 これにより、「オキシトシン」が多いと「コルチゾール」の活性化が抑えられ、より抗老化作用が高まることが明らかとなった。

 これらの研究により、スキンケアによる幸せな気持ちがストレス老化を防ぎ、肌を美しくする可能性が示唆されたことから、今後の化粧品開発へ応用していく。
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