花王、蚊の嫌う肌表面をつくり、刺されることを防ぐ技術を開発

粧業日報 2021年1月8日号 3ページ

カンタンに言うと

  • 「濡れ現象」により蚊が肌にとどまることを予防する新たなアプローチ
花王、蚊の嫌う肌表面をつくり、刺されることを防ぐ技術を開発
 花王は、肌上に低粘度のシリコーンオイルを塗布することで、蚊が肌にとどまらず、吸血を阻害できることを明らかにした。

 これは、従来の忌避剤(虫よけ)とは異なり、蚊の脚がもつ微細な構造に着目し、肌表面を蚊の嫌う物性に変化させることによって蚊をとまらせなくする新しい着眼点の蚊よけ技術であり、今後はこの技術を応用し、蚊を媒介とした感染症から人々を守ることに貢献していく。

 同社では、蚊から肌を守る技術について2017年より分野横断的な研究プロジェクトを立ち上げており、技術そのものは高いレベルに到達しているものの、肌への安全性や製剤の安定性、品質確保の面でまだクリアしなければならない課題があることから、商品化については現在のところ未定としている。

 また、他社と協働した方が展開スピードが早まる場合には、共同開発も検討していくという。

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