進洋、保存性・遮光性・美粧性に優れた脱アルミフィルムが新たな柱に

週刊粧業 2021年1月1日号 88ページ

進洋、保存性・遮光性・美粧性に優れた脱アルミフィルムが新たな柱に
 化粧品に特化したラミネートフィルム専門商社の進洋は、詰め替え製袋品の受注が増加傾向にあり、主力の試供品向け自動包装フィルムに代わる新たな柱として成長させていく考えだ。

 昨年の振り返りと今年の抱負について、石井聖一社長に話を伺った。

 ――昨年の業況を振り返っていただけますか。

 石井 JAPAN PACK 2019(日本包装産業展)で初披露し、アルミ箔に匹敵する保存性と遮光性を併せ持つ脱アルミフィルム「EB(エコバリアー)」シリーズの受注が好調に推移した。

 シリーズの中でも特に、輝くような白さが際立つ「EB301」は、単に見た目の美粧性だけでなく遮光性能にも優れている。既に大手化粧品メーカーに採用され、今後の新たな柱になっていくものと期待している。

 EB301は元々、金属探知機で異物混入を確認できるよう、脱アルミの食品レトルト袋用として開発されたものだ。

 しかし、フィルムの白さにこだわりを持つ化粧品メーカーのクライアントが非常に多く、専門商社である当社としてはそれを打ち出すべきと考えた。

 このように、お客様視点に立ってEB301の輝くような白さにプラスαの価値を見出すことができたのも、化粧品に特化してラミネートフィルムを展開し続けてきたからだと自負している。

 ――今年の抱負をお聞かせください。

 石井 EBシリーズをはじめ、紙構成やリサイクル、バイオマスなど環境に配慮したサステナブルなフィルムのラインナップをさらに広げていく。

 中でも、紙構成フィルムではプラマーク表示のフィルムを紙の厚みはそのままに、バリア性能を担保しながらプラスチック使用量を削減することで、紙マークへの表示に切り替える取り組みを進めている。

 今後は、詰め替え製袋品でも紙構成の開発を加速していきたい。
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