フマキラー、薬剤を広げる拡散ルーバーを採用

週刊粧業 2021年3月8日号 8ページ

カンタンに言うと

  • 強風や開閉時の衝突音もカット
フマキラー、薬剤を広げる拡散ルーバーを採用
 フマキラーは、吊り型虫よけ剤「虫よけバリアブラック3Xパワー」を2月22日より発売した。

 同品は、黒色ボディと黒色ネットが太陽光を吸収し、温度が上昇することにより、有効成分の蒸散量が増加する。

 また、独自開発のルーバー構造により、風を効率的に取り込み、薬剤を左右に拡散させて虫の侵入を防ぐとともに、風を受けて回転しやすいS字型ボディを採用しているため、非回転時よりもさらに蒸散効率がアップする。

 同品は、効力だけでなく、物理的な不満点にも対応している。

 「ロック機構付きフックを採用しているため、『物干し竿に設置後、容器がズレて洗濯物に当たってしまう』といったお客様の不満点を解消している」(同社)

 玄関用タイプ「虫よけバリアブラック 3Xパワー 玄関用」も同時発売し、同じく拡散ルーバーを採用しているものの、こちらは薬剤を上下に拡散させる構造となっている。

 玄関用はドアノブに設置されることが多いが、強風や開閉時にドアとの衝突音が気になるという声も多かった。そこで、新商品では静音バンパーを搭載し、ドアとの衝突音を最大約70%カットした。静音バンパーの搭載は、業界初の取り組みとなる。

 さらに、様々なドアにフィットする新開発ベルトを採用しているため、ドアノブにしっかり固定できる。

 「効力だけでなく物理的な不満点にも対応した新商品は、流通業者からの評価も高く、好調な売上が期待される」(同社)

 また、同社の調査では、スプレータイプと設置型虫よけの併売率が最も高いことがわかっており、セットにした企画品も展開していく方針だ。

 「巣ごもり需要がどこまで続くかは想定しづらいが、ウィズコロナのトレンドは継続すると考えており、構成比が高く、新規購入者と併売率が増えたカテゴリの強化に注力していく」(同社)
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