アンチエイジング、CITE JAPAN 2021 アワード金賞受賞

アンチエイジング、CITE JAPAN 2021 アワード金賞受賞
 ヒト幹細胞培養液のパイオニアであるアンチエイジングは、化粧品産業技術展「CITE JAPAN 2021」で開催10回目を記念して設けられた「CITE JAPAN 2021 アワード・技術部門」にて、独自開発のビタミンC誘導体「Pentide-C」が金賞を受賞した。

 「技術部門」は、多様性と変化が著しい化粧品市場で、新発想による開発製品のみならず新技術を活用した製造方法や、革新的な容器・製剤をテーマとした製品・技術・サービスを対象に、「新規制」「インパクト」「業界貢献」の3つを評価指標としてノミネートされる。出展社公募から主催者により5製品が選抜され、来場者投票によって決定した。



 「Pentide-C」は「RS Liposome 3.0 Complex」を配合したビタミンC誘導体で、医薬品を体内に届けるドラッグデリバリーや、細胞への遺伝子導入のベクターとして研究される技術「細胞浸透型ペプチドCPP(cell-penetrating peptides)」を応用。同技術の角質層に浸透しビタミンCを届ける機能により、ビタミンCの活性部位に浸透型ペプチドを結合させ、ビタミンCを安定させている。

 このため、通常のビタミンCがビタミンCトランスポーターという受容体を介して細胞に取り込まれる一方、CPPに結合したビタミンCは受容体を介さない点から、純粋なビタミンCよりも生体内利用率が高いという。

 アワードのノミネートに際して審査員からは、「サプリメント業界ではタイムリリース技術やリポソーム化によるデリバリー制御など体内効率を高めたものが数多く上市されているが、化粧品業界ではまだ珍しいアプローチだ」とのコメントが寄せられた。

 「Pentide-C」は、化粧品における成分の濃度競争とは異なり、生体内利用率によって、化粧品の機能を高める原料となっている。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > アンチエイジング、CITE JAPAN 2021 アワード金賞受賞

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop