ツバキスタイル、水平リサイクルに向け新会社を設立

訪販ジャーナル 2022年3月7日号 5ページ

ツバキスタイル、水平リサイクルに向け新会社を設立
 ツバキスタイルは、「BEAUTYCLE(ビューティクル)」を設立し、化粧品、トイレタリー容器の全く新しい循環型リサイクルシステムの取り組みを開始する。

 佐賀・神埼市に2階建て延床面積4000㎡のリサイクル工場と、延床面積1650㎡の倉庫を建設し、2023年1月より工場を稼働する。化粧品、トイレタリー容器における「回収→洗浄→粉砕→樹脂化→容器再生」という水平リサイクルシステム構築を目指す。

 工場には、化粧品容器に使用されているポリエチレン、PP、PETを、それぞれ、1カ月に150トンの処理が可能なラインを作る。

 また、FDA(米国食品医薬品局)の認証を受けた機械を導入することで、食品容器としても利用できる品質を実現し、より安心できるリサイクル化粧品容器の製造、販売につなげていく。

 回収した容器のトレーサビリティを確保し、同じ化粧品の容器として再生させることで化粧品版「ボトルtoボトル」を実現し、消費者にとってより安心なリサイクルシステムを実現していく。なお、容器大手グラセルも資本参加し、当面はグラセル、ツバキスタイルの供給した容器を優先回収し、リサイクルしていく。

 BEAUTYCLEでは、この取り組みに賛同した新日本製薬とともに、第1弾として、使用済容器を店頭で回収、水平リサイクルによって同じ容器に再生させる「パーフェクトワン リサイクルプログラム」を実施する。

 今後、回収が見込めやすい訪問販売や通信販売、理美容店、ネイルサロン、エステサロンなど対面販売を行う販路を中心に取り組みを拡大していく。
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