ヤマガタグラビヤ、設立50周年の特別価格を設定

週刊粧業 2022年3月21日号 6ページ

ヤマガタグラビヤ、設立50周年の特別価格を設定
 ヤマガタグラビヤは、プラフィルムパッケージの開発・製造販売のほか、包装作業に対する様々な合理化ニーズに応える包装システムの開発・販売を行っている。

 同社はこのほど、クリーム製品のレフィル容器向けに採用実績が増えているアルミフィルム内蓋溶着機Vシリーズのベーシック機種VB10(写真)を開発した。

 同機の特長は、容器ホルダーセット式ターンテーブル搬送の半自動タイプで、高い精度が要求されるアルミフィルムロールからの蓋打ち抜きや位置合わせ、溶着などの基本性能は既存機種から継承しつつ、加工部品・フレームなど細部にわたり設計見直しを行い、機構の簡素化、最適化を達成している。

 さらに、オプション選択が可能な装置を標準装備から除くことで低価格化を図った。機械能力については、最大で1分間当たり約10個分(オペレーター、容器サイズ、形状により変動する)となっている。

 また同社は、会社設立50周年記念として台数限定で特別価格を設定するとともに、新規アルミフィルムロールとの同時成約の場合は、ロール価格を初回ロットに限り特別価格で提供するとしている。

 「コロナ禍におけるクリーム製品の製造現場を持つメーカーでは、多品種少量生産の体制を再構築しようとする動きがみられ、設備面でも初期投資を抑えられるベーシックな半自動のセル生産機を求める声が多くなっている。今回新たに開発したVB10は、低価格でありながらクイックな段取り替え性能と高い仕上り品質が得られる機種となるため、大手中小問わず高い評価をいただけると確信している。さらに設立50周年の謝意を込めて特別価格を設定することで、コロナ禍で苦戦しているものづくり企業への支援になればと考えている」(山形勇仁社長)
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