ポーラ化成、加治研究員が日本油化学会にて女性科学者奨励賞

訪販ジャーナル 2023年5月22日号 7ページ

カンタンに言うと

  • 自由自在にクリームがDIYできる技術や学術振興での活躍が評価
ポーラ化成、加治研究員が日本油化学会にて女性科学者奨励賞
 ポーラ化成工業の加治恵 研究員は、日本油化学会より第14回女性科学者奨励賞を受賞した。これまでの化粧品用乳化技術の開発成果による油化学の発展、学会への貢献が評価され、今回の受賞に至った。

 加治研究員は、界面化学・乳化のスペシャリストとして、乳化技術開発などの基盤研究のほか、化粧水、乳液、クリームなどスキンケア製品を中心として多くの製品開発にも携わってきた。また、2018年から現在まで、日本油化学会の編纂する学会誌「オレオサイエンス」の編集委員として、目玉である特集記事の企画を担当し、会員にオレオサイエンスのホットな情報を多数提供してきた。

 代表的な業績は、化粧品の感触改良や多種多様な油に対する乳化能力を期待しM-ポリマーを設計・開発したことであり、この特長を活かし、一般の人が自宅で化粧品の乳化を行える技術を開発するなど、化粧品の新たな楽しみ方を提案した。
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