メナード、女性の薄毛に関わるDNAの特徴を発見

訪販ジャーナル 2023年6月26日号 1ページ

メナード、女性の薄毛に関わるDNAの特徴を発見
 日本メナード化粧品は、1200人の日本人女性の遺伝情報と頭髪に関するアンケート結果との関連解析により、女性の薄毛に関わるDNAの特徴(SNP)を発見した。

 DNAの特徴を解析することで、薄毛になりやすい体質かどうかを予測することが可能になる。

 今後も、遺伝子レベルで個人の体質を予測する技術の開発を進め、その人により適した美容提案や商品の開発を進めていく。

 薄毛は、髪のボリュームを気にしてストレスを感じる、思うように髪型が決まらないといった悩みにもつながるため、その予防・改善は日常生活のさらなる充実に欠かせないことであり、自身が薄毛になりやすい体質かどうかをあらかじめ知ることは、早期からの対策にもつながり、有用と考えられる。また、一般的に体質の個人差は、個人が生まれつき持っている「遺伝的要因」が関与していることが知られている。

 そこで今回は、女性の薄毛に関連する「遺伝的要因」としてDNAの特徴(SNP)を解析した。

 日本人女性1200人(平均年齢49.0歳)を対象に、頭髪に関するアンケートと遺伝情報の解析(唾液サンプルよりDNAを抽出し、約540万箇所のSNPを解析)を実施した。アンケートの結果、髪が薄くなったと感じる人は20代で10%以下だったが、加齢に伴いその割合が増加し、70代以降では80%以上にのぼった。

 さらに、アンケート結果と遺伝情報を組み合わせた関連解析により、女性の薄毛と関連性が高いSNPとして「rs2419385」を発見した。

 今後は、薄毛になりやすい体質かどうかを遺伝的傾向から予測する技術や、個人の体質に応じた予防・改善方法の提案へ応用が期待される。なお、研究成果は、国際科学誌「Journal of Cosmetic Dermatology」オンライン版に掲載された。
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