ライオン、歯科健診のメリットについて解説

粧業日報 2023年6月15日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 従業員の健康増進だけでなく、生産性向上にも寄与
ライオン、歯科健診のメリットについて解説
 ライオンは6月1日、メディアセミナー「歯科健診のメリット」をオンラインにて開催した。

 まずはじめに、ライオン 研究開発本部 口腔健康科学研究所の山本悠氏が「企業における歯科健診のメリット 口腔健康と全身健康・生産性との関連性解析~歯科健診をより多くの企業へ~」について、続いて公益財団法人ライオン歯科衛生研究所 久保田好美氏が「歯科健診のメリットと歯周病早期予防の重要性」について解説した。

 政府が掲げる「骨太方針2022」では、生涯を通じた歯科健診(国民皆歯科健診)の具体的な検討が盛り込まれるなど、歯科口腔保健の推進に向けて、歯科健診に注目が集まっているものの、現在のところ、成人以降(就労世代)における歯科健診は塩酸・硫酸などを扱う一部の限定された労働者においてのみ義務化されるにとどまっており、積極的に歯科健診を取り入れる企業は少ないのが現状だ。

 実際、ライフステージ別で歯科健診の現状をみていくと、乳幼児、児童生徒までは歯科健診が義務化されているが、成人以降における歯科健診は努力義務となっている。努力義務にとどまっていることもあり、健康保険組合連合会(健保連)のアンケート(2019年度)では、1304の企業に「歯科健診」実施の可否について尋ねたところ、60.4%の企業が実施していないと答えた。

 そこでライオンは、歯科健診が従業員の「健康増進」だけでなく、「生産性向上」にもつながるのではないかと考え、「従業員の口腔健康、全身健康との関連性」「健康経営視点で重要な従業員の生産性との関連性」について研究を行うことにした。

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